2022年12月5日
コベルコ建機株式会社
コベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区、社長:山本 明)は、2022年12月5日より重機の遠隔操作と人と稼働データを用いた現場改善ソリューションが実現できるK-DIVE®サービスの提供を開始致します。
サービス名 | K-DIVE®(ケーダイブ) |
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適用重機※1 | 13t級以上の油圧ショベル |
月額利用料(税抜)※2 | 500千円 |
開始時期 | 2022年12月5日 |
目標契約件数※3 | 40件(23年度) |
想定利用環境 | 固定ヤード※4 |
コベルコ建機は、「誰でも働ける現場へ KOBELCO DXソリューション」をテーマにロードマップを策定し、その実現に向けた取り組みを推進しています。その中のひとつの柱となる取り組みであるK-DIVE®は、多様な人を集め・活かし・育てる現場を作ることで「人」を起点に組織を活性化し、経営効率を上げ、お客様の業界全体を変えていくという未来像のもと、「働く人を中心とした現場のテレワークシステム」をコンセプトとしています。このコンセプトに基づき、K-DIVE®では、建設機械の遠隔操作とマッチングサービスを融合させることで、特定の人・場所・時間などの制約を受けずに、建設現場での施工が可能となり、深刻化する建設技能者の不足に対する多様な人材活用、現場生産性の向上、現場無人化による本質的な安全確保が可能になる未来の実現を目指しています。
このK-DIVE®コンセプトに共感いただいた顧客パートナーと共に現場検証を重ね、この度Phase1として固定ヤードにおけるK-DIVE®のサービス開始に至りました。
今回ご提供するサービスは、オフィスから重機を遠隔操作するシステムおよびクラウドに蓄積される遠隔操作の稼働データを活用するためのプラットフォームです。これらにより、安全で快適な現場作業をおこなうことが可能となり、また、作業の効率化や閑散調整等に活用することで、現場の生産性の向上が期待できます。
当社はこれからも『ユーザー現場主義』に基づき、お客様のニーズに応えるべく、技術の発達に努め、お客様へのさらなる商品価値の提供を目指してまいります。
「遠隔対応重機」・「コックピット」・「データプラットフォーム」を常時接続することで、重機の遠隔操作に加え、ダッシュボードでオペレーターの操作履歴や遠隔重機データを可視化する仕組み(システム)です。
遠隔操作に関する豊富な知見を持ったDXアドバイザーが、K-DIVE®システムの運用から活用までをサポート。また、精密機材のノウハウをもったリコーグループ※5が機材の生産・保守サービスを担います。本サービスは、性能進化が早いシステム機器の適時バージョンアップをはじめ、最適な環境でお客様の現場変革と経営変革を継続的に支援することを目的にサブスクリプションとして提供致します。
※サービス内容は予告なく変更となる場合があります
コックピット
システム構成の一例
機能名 | 要件 |
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①モーションシート | 実機の傾斜角や振動をフィードバックし搭乗している感覚で操作可能。 |
②音のフィードバック | エンジン動作音や機械動作音等がフィードバックされるため現場にいる感覚で操作可能。 |
③可動式メインカメラ | カメラを上下左右に動かす事ができ、周囲を確認しながら作業可能。 |
④オペレーター顔認証機能 | 無資格者の操作制限と人物別データ集計のため、事前登録された人物のみ遠隔操作が可能。 |
⑤よそ見検知機能 | よそ見と姿勢を検知し安全な操縦をサポート。長時間のよそ見で機械停止。 |
導入を検討されるお客様は、「K-DIVE® お問い合わせフォーム」よりご連絡ください。
<第2回建設DX展における発表の様子>
右から:コベルコ建機(株) 代表取締役社長 山本 明
コベルコ建機(株) 執行役員 ICT推進部長 及び
新事業推進部の担当 山﨑 洋一郎
実演の様子
<参考>
*記載されている情報は発表時のもので、予告なく変更される場合があります。
以上