毎年好評を頂いているコベルコ建機のインターンシップ。最大の魅力は「現場感」です。
シミュレーションやゲーム形式の内容ではなく、実際に各部署に配属され、皆さんには実務を体験していただきます。
また、ショベルやクレーンの現物に触れる機会があることも好評いただいている大きな理由です。
世界最先端の技術開発や工場改善の最前線を体感するとともに、先輩社員の本音や実際に働く様子に触れ、
「働く」ということについて学び、考えるきっかけになればと思います。
「開発現場のイメージが変わった」「社員の方々の働き方を肌で感じられた」「コベルコ建機の社風やマインドを知ることができた」など、
充実した内容となっております。
今年も、チャレンジ精神あふれる皆さんの参加をお待ちしています!
1つの部署にて業務を体験いただきます。下記以外の実習部門もございます。(予定)
これまでインターンシップに参加した先輩の声を紹介します。
どんな実習内容か、またインターンシップを通して得た学び・発見を知ることができます。
参考までにご覧いただき、参加する際のイメージを膨らませてみてください!
※ 今年度は5日間で開催予定です。
※ 皆様からいただきました個人情報につきましては当該インターンシップ終了後、適切に廃棄・消去させていただきます。
※実施内容は予告なく変更される場合がございます。予めご了承ください。
※実施内容は予告なく変更される場合がございます。予めご了承ください。
※ 皆様からいただきました個人情報につきましては当該インターンシップ終了後、適切に廃棄・消去させていただきます。
インターンシップの詳細とエントリーについては、マイページからお願いします。
実習部署
先端技術開発部
自動運転システム開発グループ
ユーザー目線の開発を
肌で感じることができた
工学研究科・ロボティクス専攻
S.N.さん
ユーザー目線の開発を
肌で感じることができた
1. コベルコ建機のインターンシップに応募したきっかけ
小さいころから大きなマシンが好きで大学の専門も機械系を選びました。この専門性を生かしつつマシンの製作に携われる仕事を考えたときにコベルコ建機のインターンシップにいきつきました。
2. インターンシップでの実習内容
ショベルの自動運転に関するニーズの調査と課題の洗い出しを行い、それの対応策を考えました。最後は試験場に行って実際に自分の作ったプログラムを動かして課題解決ができているか評価をしました。
3. 印象に残った一日
起床・昼食
ホテル出発
出社
ホテルから会社まで数駅分を電車で移動します。自動運転ショベルのニーズ調査
これから取り組む課題がどのような必要性があるのかを調べました。Simulinkで自動運転プログラムの作成
Simulinkは使ったことがないシステムでしたが社員の方に丁寧に教えてもらい使えるようになりました。昼食
感染症対策のため会話せずに黙食しました。自動運転のシミュレーション
午前中に作ったプログラムがどのように動くかをコンピュータ上で確認しました。プログラムの修正
シミュレーションをした結果問題が見つかったのでプログラムの修正を行いました。日報記入
退社
入浴
就寝
翌日も朝早くから出社するので体力を回復させるために早めに寝ました。4. インターンシップに参加して感じたこと、得たこと
何もかもが初めてのことでインターン初日は右往左往するばかりでした。しかしどの社員の方も親切に様々なことを教えていただけたので途中からは要領をつかんで残りの日程を取り組めました。試験場ではショベルの試運転や実機検証をさせてもらい、自分の取り組んでいる課題がどのように反映されているのかを実際のマシンの動きから見て確認できるのが楽しかったです。
5. インターンシップ参加前と後での心境、考え方の変化
「ユーザー現場主義」視点での開発というコベルコ建機独自の理念に触れることで研究開発の新しい切り口を知ることができました。大学の研究でも企業の開発に近いことをやっていましたが、研究の場合、ユーザーは基本的に自分なので他者からの視点で使いやすいかという考え方はありませんでした。しかし企業に入ってからはこの考え方ではだめで、自分ではない使用者にも使いやすい製品を作らなければいけないことを学べました。
6. これからコベルコ建機のインターンシップへ応募しようとする人へのメッセージ
ショベルやクレーンといった大型機械が好きな人には特におすすめしたいインターンシップです。実際にショベルを動かしている現場を見る機会が多いので、机上の作業に終わらない楽しさがあります。また工場見学ではロボットなどを用いて大型重機が作られている現場の様子を見ることができます。建設機械に興味がある人やマシン好きな人はぜひ参加することをおすすめします。
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実習部署
先端技術開発部
データ駆動システム開発グループ
開発業務の「面白さ」を
存分に味わうことができた
理工学研究科
機械システム専攻
K.A.さん
開発業務の「面白さ」を存分に味わうことができた
1. コベルコ建機のインターンシップに応募したきっかけ
私はもともと建設機械に興味があり、その中でも特に、力強さと繊細な動きを兼ね備えた油圧ショベルに魅力を感じていました。そのため、業界研究は建設機械業界を中心に行っていました。しかし、建設機械に興味はあるものの、建設機械に携わる仕事がどういったものなのか知る機会は無かったため、建設機械業界で働く具体的なイメージができていない状態でした。 そのため、一度、建設機械を手掛ける企業のインターンシップに参加して、建設機械に関する理解を深めようと考えていました。そんな時、コベルコ建機のインターンシップを知りました。コベルコ建機では、私が最も魅力を感じていた油圧ショベルに注力していることや、インターンシップで建設機械に関わる実際の業務を体験させていただける内容となっていたので、建設機械に関する理解を深めるには絶好の機会だと思い、コベルコ建機のインターンシップへの応募を決めました。
2. インターンシップでの実習内容
実習内容としては、2つの業務体験型のメイン実習に加えて、五日市工場の見学や試験場の見学、さらには油圧ショベルを用いた実機操作など、とても盛りだくさんなプログラムでした。初日に行った工場見学では、部品の加工が行われる最初の工程から、油圧ショベルが製品として完成するまでの一連の工程を見学させていただき、実際に五日市工場に来て本当に良かったと思える、面白くて貴重な経験となりました。 メインの実習では、「油圧ショベルのシート評価に関する開発業務」と「油圧ショベルの操作系シミュレーションに関する開発業務」を体験しました。どちらの実習も、今後の建設機械を見据えた取り組みだったので、とてもワクワクした気持ちで実習に取り組んでいました。様々な実習を通じて、油圧ショベルに関するあらゆる知識や、コベルコ建機の開発部署で実際に行われている業務内容など、多くのことを学び、吸収することができました。
3. 印象に残った一日
起床
最初は早起きが大変でしたが、いつの間にか目覚まし時計よりも早く目覚めるようになりました。朝食
午前中の業務に備えて、朝食は毎日欠かさず食べました。ホテルを出発
広島駅から五日市駅まで電車に乗り、五日市駅からコベルコ建機専用の通勤バスに乗り換えて、五日市工場に出社します。出社
作業着に着替えて、実習の準備を行います。開発業務の実習
座席調整方法を評価するためのシート組み立てを行いました。実習中に疑問に思ったことがあれば、その都度、実習担当の方に質問し、理解を深めながら実習に取り組みました。昼食
食堂では、様々な種類のメニューが用意されていたので、昼食選びが毎日の楽しみの1つでした。開発業務の実習の続き
午前中に組み立てを行ったシートに座り、操作方法を確認しました。その後、現在製品に搭載されているシートとの操作性の比較を行いました。実習を通して、開発業務の「大変さ」や「面白さ」を味わうことができました。退社
日誌の記入や、着替えを済ませ、退社。ホテルに帰宅
夕食・入浴
就寝
4. インターンシップに参加して感じたこと、得たこと
インターンシップに参加して感じたこと、得たことを3つ書かせていただきます。 まず1つ目は、開発業務の面白さや大変さを感じることができたことです。今回私が所属した開発部署では、実習の中で体験した開発業務の他にも、建設機械の未来を見据えた開発がいくつも行われていて、未来の建設機械づくりを担う仕事はとても魅力的で、面白い仕事だと感じました。それと同時に、開発業務の大変さについても、担当社員の方々とお話しする中で、実感しました。開発業務では、製品の安全性や開発期間、さらには製品化に向けて組み立てやすい設計に気を付けるなど、あらゆることを考慮して開発に取り組む必要があることを学びました。しかし、こういった「面白さ」や「大変さ」があるからこそ、仕事のやりがいは十分に感じられると思ったので、建設機械の開発業務に大きな魅力を感じる経験となりました。 2つ目は、社員の方々の人柄や会社の雰囲気を感じられたことです。今回の担当社員の方々はどなたも優しくて、様々な質問にも丁寧に答えていただけたので、安心して実習に挑むことができました。会社の雰囲気についても、社員の方々がよく話し合って仕事を進めている場面を何度か拝見したので、社員同士が気兼ねなく意見を言い合える風通しの良い職場であると感じました。 3つ目は、規則正しい生活を送ることの大切さについてです。インターンシップ中は、「早寝・早起き・朝ご飯はしっかり食べる」この3点を心掛けていたので、体調を崩すことなく、毎日万全な状態で実習に挑むことができました。社会人になっても、日々の体調管理が、仕事のパフォーマンスに大きく影響すると思うので、健康な体作りの大切さを感じました。これも、実際に業務体験をさせていただいたからこそ、気づけたことだと思うので、これまでの生活を見直す良いきっかけとなりました。 インターンシップを通して、説明会だけでは知ることのできない、実際の開発業務や、職場のリアルな雰囲気、さらには健康であることの大切さを感じることができ、とても充実した2週間となりました。
5. インターンシップ参加前と後での心境、考え方の変化
インターンシップの参加を通して、建設機械への単なる興味から、実際に開発や設計の仕事に携わってみたいと思うようになりました。そういった気持ちの変化が現れたのは、建設機械の開発業務の面白さや、建設機械の開発に携わる社員の方々の仕事に取り組む熱量を感じ取れたからです。特に、コベルコ建機の開発部署で働く社員の方々は、年代関係なく、多くの社員の方が楽しみながら仕事をしているのが感じられて、私もそういった姿勢で仕事をしたいと思いました。 現在、建設機械業界は大変革期であることを実習の中でお聞きし、これからまだまだ進化し続ける建設機械の開発の仕事は、個人的にも魅力的な仕事だと感じています。まだ、志望業界は定まってはないのですが、建設機械に携わる仕事も1つの重要な選択肢として、就職活動を進めていきたいと思います。
6. これからコベルコ建機のインターンシップへ応募しようとする人へのメッセージ
建設機械に少しでも興味があれば、是非とも応募してみてください。私は、建設機械についてほとんど知識がない状態でインターンシップに参加したのですが、実習の中で疑問に思うことがあれば、社員の方々に気軽に質問でき、優しく丁寧に教えていただけたので、安心して実習を進めることができました。 コベルコ建機の職場のリアルな雰囲気や、実際の業務を通して働くイメージを明確にしたいという方は、十分に満足できる内容のインターンシップだと思います。
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実習部署
先端技術開発部
データ駆動システム開発グループ
実務を体験することで、多くのことを
知り学べた有意義な時間!
工学部第1類
N.K.さん
実務を体験することで、多くのことを知り学べた有意義な時間!
1. コベルコ建機のインターンシップに応募したきっかけ
建設機械業界のインターンに行ったことがなく、どのような仕事を行っているのか知らなかったことに加えて、このインターンを機に建設機械業界に興味を持つことができればいいなと思い応募しました。また、コベルコ建機という会社の名前は聞いたことがあったので、実際の職場ではどのような雰囲気で業務を行っているのか知りたいとも思っていました。 コベルコ建機とは普段から共同研究を行っており、研究に役立つ知識を蓄えて共同研究に生かしたいと考えていました。主にショベルの内部の部品に関する研究なので、細かなことも吸収したいと意気込んで参加しました。
2. インターンシップでの実習内容
大きく分けて3つのことを行いました。 1つ目は施設や工場の見学です。施設は主に試験場のことで、試験環境や条件によって異なる3か所を見学しました。工場見学ではショベルが完成していく工程を見学し、その場でその工程に沿った説明をしていただいたのでとても分かりやすかったです。質問を随時受け付けてくださり、その場で疑問が解決できたのもよかったです。 2つ目は座席調整方法を評価するための座席を組み立てる作業でした。組み立て工程を見ながら部品を1から組み上げ、配線作業も行い、完成させました。その後は、ショベルの座席に座り調節しやすさの評価を行いました。 3つ目は油圧操作系のシミュレーションを行いました。試作品を作る前にシミュレーションを行ってコストと時間を抑えるという目的があり、その体験をしました。より適した数値にするためにはどのような調節を行えば良いのか考えながら作業を行いました。
3. 印象に残った一日
起床・朝食
ホテル出発
出社
座席調整・組み立て作業
前日行っていた作業の続きを行いました。昼食
メニューが豊富でとても安いです!座席調整・組み立て作業の続き
動作確認・試乗を行った後、実機のシートに試乗・評価を行いました。日報記入
退社
夕食
入浴・就寝
4. インターンシップに参加して感じたこと、得たこと
一番強く感じたことは安全と健康についてです。体調管理を怠っていては業務に支障が出るため、そのために残業を減らすための取り組みを行っているのだと思います。また、安全については特に徹底的に行われているなと感じました。会社内の横断歩道を渡るときは指差し呼称を必ず行い、試験や実習の前にはKY(危険予知)シートという危険の可能性を列挙した用紙への記入が絶対で、徹底的に安全に配慮しているという印象を受けました。 自身の身長の数倍ある建設機械を目の前で見て圧倒されました。もし自分でこの建設機械の製作に携わり、完成品を見たときには大きなやりがいに繋がるのではないかと思います。
5. インターンシップ参加前と後での心境、考え方の変化
参加前、工場と開発を行うオフィスが併設されているためテレワークへの取り組みは難しいのではないかと考えていたのですが、思った以上にデスクに空きがありました。社員の方に聞いてみるとやはりテレワークをしているとのことだったので普及率が高いなと思いました。デスク周りにはたくさんの会議できる場所が設けられており、打ち合わせがすぐにでもできる環境が素晴らしいと思いました。また会社で働く人は根を詰め、厳しい人や強い意志を持つ人が多いと勝手に想像していましたが、グループ長や部長の方もとても元気で優しく接して下さったのが印象的でした。 意外だったことは、設計している人が屋外での試験に立ち会って実際に実物を見ていたことです。設計する人は常にパソコン作業だけをするものだと思っていましたが、現場で実物を見ながら五感を使って改善点を洗い出していることは意外でした。
6. これからコベルコ建機のインターンシップへ応募しようとする人へのメッセージ
絶対に有意義な2週間を過ごすことができるはずです。今まで知らなかったことが知れて、実際に目で見て確かめることができるインターンシップは貴重です。参加する価値は大いにあると思います。ぜひ参加してみてください!
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実習部署
システム・コンポーネント開発部
油圧コンポーネント開発グループ
建設機械の油圧制御の
魅力と働くイメージを体感
自然科学研究科・材料生産システム専攻
S.Y.さん
建設機械の油圧制御の魅力と働くイメージを体感
1. コベルコ建機のインターンシップに応募したきっかけ
私がインターンシップに応募した理由は、建設機械とコベルコ建機に興味を持ったからです。私は働く人の手助けができる仕事に携わりたいと思っており、そのなかで、建設工事などの幅広い現場で必要不可欠な建設機械に強い関心を持ちました。 また、業界研究を通して、コベルコ建機の「ユーザー現場主義」の考え方・取り組みに惹かれ、理解を深めたいと思いました。さらに、コベルコ建機のインターンシップは現地で実際に業務を体験できるため、なかなかつかむことができない「働くイメージ」を明確にすることができると思い、応募しました。
2. インターンシップでの実習内容
最初に企業・部署についての説明や工場見学、ショベルのシミュレーション操作、さらに、建設機械の仕組みについての座学を行いました。その後、実習先の油圧コンポーネント開発グループで、2つのテーマについて取り組みました。 1つ目は、「整地時の旋回特性の横並べ」です。初めに油圧制御や操作性検討について学び、その後、エクセルや計算ソフトを用いて、機種ごとの整地時の旋回特性についてまとめました。 2つ目は、「整地操作の操作性改善対応」です。整地中のアームの動きの最適な制御特性検討を行いました。その後、実際に油圧ショベルに試乗し、整地操作を行い、修正前・修正後の整地操作性の評価や比較を行いました。
3. 印象に残った一日
起床
試験場に行く日だったため早めに起床しました。出社
電車と社用バスで五日市工場に向かいました。五日市工場に到着
試験場へ出発
試験場に到着
試験場やショベル操作の説明
水平引き試験を行うための事前準備を行いました。水平引き試験
実際にショベルに試乗し、水平引き操作を行いました。昼食
移動中に購入したおにぎりを食べました。水平引き試験
午前中の水平引き試験の続きを行いました。ショベルについての説明
試験場に来た他のグループの方と合流して説明を受けました。五日市工場へ移動
合流した実習生達と一緒に移動しました。五日市工場に到着
退社
社用バスと電車でホテルに戻りました。ホテル到着
夕飯
ホテル近くのスーパーで買った弁当や総菜を食べました。就寝
初めてのショベル操作で疲れていたため早めに就寝しました。4. インターンシップに参加して感じたこと、得たこと
私がインターンシップに参加して感じたこと、得たことは大きく2つあります。 1つ目は、建設機械における油圧制御の面白さ・魅力を知ったことです。私は、油圧制御に関する知識がほとんどない状態で実習に参加したため、最初は建設機械における油圧制御についてのイメージを持つことができなく、不安に感じていました。しかし、受入担当者の方から丁寧に説明していただけたため、油圧制御の理解を深めることができました。実習を通して、油圧制御が建設機械の生産性や操作性を決定づけていることや、一つ一つは単純な制御でも、それぞれの動作が絡み合うことで複雑な制御になることなどを知り、油圧制御は魅力的でやりがいのある仕事だと感じることができました。 2つ目は、「働くイメージ」をつかむことができたことです。実習中は実際に社員の方が働いているオフィスで業務の一部を行うことができたため、説明会やオンライン実習などではなかなか体感することができなかった「働くイメージ」を明確にすることができました。また、多くの部門の社員の方と交流する機会があったため、社員の方々の人柄や職場の雰囲気を知ることができました。
5. インターンシップ参加前と後での心境、考え方の変化
インターンシップ参加の前と後で、学校の研究活動と職場の業務には様々なギャップがあることを知りました。例えば、私はインターンシップに参加する前は、モノづくりにおける開発・設計業務は学校での研究活動とほとんど変わらないものだと思っていました。しかし、実際はコストの面や製造工程における妥当性など、学校の研究活動では考慮しない点についても検討する必要があることを知りました。他にも、職場の業務は学校の研究活動と比べて、限られた時間内で終わらせる必要があるため、より効率的に行うことが重要であると感じました。 学校の研究活動と職場の業務にはこのような様々なギャップがあることを理解したうえで、今後の学校の研究活動や就職活動に生かしたいと思います。また、インターンシップに参加することで多くのことを得ることができたため、経験することの重要性を学びました。
6. これからコベルコ建機のインターンシップへ応募しようとする人へのメッセージ
コベルコ建機のインターンシップの一番の魅力は、実際の業務を体験することができる点だと思います。説明会やオンライン実習ではつかむことができない、働くイメージ・将来像を明確にすることができます。さらに、工場見学や実際にショベルを操作するなど、多くの貴重な経験を積み楽しく2週間過ごすことができます! また、社員の方はとても優しく質問しやすいため、私のように専門的な知識がなくても問題なく実習を進めることができます。そのため、専門知識を持っているか、持っていないかに囚われず、自分の一番興味のある部門を希望することをおすすめします。
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実習部署
環境特機開発部
環境機械開発グループ
実際の業務や会社の雰囲気を体感し、
建設機械の魅力が高まった
先進理工系 科学研究科
先進理工系科学専攻
M.S.さん
実際の業務や会社の雰囲気を体感し、建設機械の魅力が高まった
1. コベルコ建機のインターンシップに応募したきっかけ
コベルコ建機と大学の共同研究に参加する中で、建設現場においてより働きやすい次世代のショベルの開発に興味を持ちました。今回のインターンシップを通して、実際に開発の一連の流れを経験し、今後の研究に活かしたいと思い応募しました。
2. インターンシップでの実習内容
私の実習先となった環境特機開発部では、メーカーに外注する製品の要求書を作成したり、電気回路図の説明書を作ったりなど、実際の業務に近い体験をしました。その他にも、工場や試験場の見学、実機操作の体験、実際の業務内での会議や打ち合わせにも参加しました。
3. 印象に残った一日
起床・朝食
早起きは大変でしたが健康的な生活リズムが身につきました。ホテル出発
この日は工場や試験場への移動があるため普段より早めに出発しました。出社
沼田工場へ移動
沼田ベンチ見学
沼田ベンチでは油圧の試験を行っており、五日市ベンチとは違ったHILS(シミュレータ)の見学をしました。試験場へ移動・昼食
試験場まで移動中にお昼休憩を挟みました。試験場到着
安全講習
試験場での注意点などの安全講習を受けました。実機試乗・試験見学
実際にショベルに乗って掘削作業の体験を行いました。五日市へ移動
五日市到着・退社
五日市への到着が遅くなってしまったため、この日は日報を書かずに退社しました。ホテル到着
夕食・入浴
就寝
すこしゆっくりして早めに就寝しました。4. インターンシップに参加して感じたこと、得たこと
インターンシップを通して、コベルコ建機はお客様に密着した企業であるという印象を強く受けました。打ち合わせに参加した中で、お客様からの要求や不具合ひとつひとつを軽んじることなく、すべてに目を通して解決していくという姿勢を感じました。また、社員の方々が年齢関係なく意見しており、職場の風通しのよさを感じました。 私の質問にも丁寧に対応していただき、開発や業務への理解が深まるとともに今の自分に足りない点も見つけることができました。
5. インターンシップ参加前と後での心境、考え方の変化
インターンシップに参加する前は技術開発のみに焦点を置いて大学での研究を行ってきました。しかし、実際の企業での開発には納期や収益といった時間的・金銭的制約がかかってしまうということを改めて認識しました。その中で品質保証なども行わなければならないということで、これからの研究ではそういった制約もあるということを頭に入れておかなければならないと思いました。 また、大学では夜中まで学校に残ったり徹夜をしたりと作業を進める中で多くの時間をかけることができました。しかし、社会人になると残業が禁止であったりいくつもの業務を同時に進めなければいけなかったりと時間には限りがあるということを感じました。その中で無駄な作業をいかになくすかが大事であり、効率化を意識していこうと思いました。
6. これからコベルコ建機のインターンシップへ応募しようとする人へのメッセージ
参加前や実習中は2週間のインターンは長いと感じていましたが、終えてみると時間が過ぎるのは早く、あっという間の2週間でした。実際に会社の雰囲気を見たり業務を体験したりすることで、自分自身が将来働く姿をイメージできるため本当に貴重な経験になると思います。 他のインターンシップ生ともコミュニケーションをとることで、自分の配属された部署だけでなく他部署についても知ることができると思います。少しでも興味のある方はぜひ参加してみてください。
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実習部署
開発試験部
信頼性確認グループ
モノづくりの魅力と
建設機械の迫力に圧倒!
理工学研究科
生産環境工学専攻
M.K.さん
モノづくりの魅力と建設機械の迫力に圧倒!
1. コベルコ建機のインターンシップに応募したきっかけ
応募したきっかけは、機械の中でも規模の非常に大きい建設機械を実際に目で見たいと考えたためです。また、建設機械のメーカーを調べるうちに、騒音低減の技術や世界一の作業高さで過去にギネス認定された解体機等、高い目標に挑戦するコベルコ建機に強く魅力を感じるようになりました。 オンラインでの説明会に参加させていただいたときに耳にした「ユーザー現場主義」という考えが、具体的にはどういったものなのかを現地で学びたいと考えたのが応募した理由です。
2. インターンシップでの実習内容
まず1日目にインターンシップ生同士での自己紹介、コベルコ建機の説明、工場見学、安全講習を受けました。1日目の最後に配属先の部門へ引き渡しをしました。 2日目からは各部門での実習が始まり、初めに油圧ショベルの基礎知識(各部名称やショベルの仕組み等)を学びました。3日目には試験場で実際に油圧ショベルに乗り、操作感や安定感、パワーを体験しました。その際、ショベルの部品のより良い構造を検討しました。 また、ディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置について学び、どういった使用環境、使用方法、機械の状況で不具合が発生するのかを検討しました。他にもショベルの不具合状態を見学するなど、座学と体験を織り交ぜた有意義な研修を受けました。最終日には研修で学んだことや感じたこと、今後に活かしたいことをまとめ、報告会で発表しました。
3. 印象に残った一日
起床
ホテル出発
出社
試験場での研修日があり、この日は早めに出社しました。五日市工場出発
試験場に移動。試験場に到着
試験場の規模とショベルが並ぶ光景に圧倒されました!ショベルの試乗
5tショベルに試乗し、ショベルの力強さを体験しました。昼のミーティング
情報共有に加え、自分の好きな話題を話すという小ネタ発表の時間があり、積極的にコミュニケーションをとれる環境だと感じました。昼食
ショベルの乗り比べ、構造の比較
様々なショベルを乗り比べ、安定性、操作感、パワーの違いを体験し、さらにショベルの部品(ハイリーチフック)の構造を比較しメリット・デメリットを検討しました。試験場出発
五日市工場に到着・退社
試験場での研修のため、この日はいつもより遅めの退社でした。ホテル到着
夕食を食べ、ホテルのお風呂で1日の疲れを癒し、振り返りをしました。就寝
4. インターンシップに参加して感じたこと、得たこと
ショベルの力強さを実際に体験し、「人にできないことでも機械を生み出すことで、それが人にできるようになる」というモノづくりの面白さに触れることができました。また、ショベルの使用環境や使用状況など、地域に合わせて設計開発を見直すことが非常にお客様想いだと感じました。 昼休み前のミーティングでは連絡事項を流すだけでなく、ローテーションで自分の小ネタを話す時間があり、コミュニケーションを大事にする環境だと実感しました。 研修をする中で、高校や大学で学ぶ内容は重要だと感じることが何度もあり、今後の学生生活を見直すきっかけにもなりました。
5. インターンシップ参加前と後での心境、考え方の変化
まず、会社のイメージが大きく変化しました。最初は堅そうなイメージでしたが、インターンシップ参加後には、非常に意見の言いやすい環境で働きやすそうだという印象に変わりました。社員の方々はミーティングを非常に大切にしており、コミュニケーションがとりやすいため、非常に居心地の良い場所だと感じました。 また、何事も、目的を意識して取り組むことが大切だと感じ、自分にはこの力が欠けていたと気付くことができました。
6. これからコベルコ建機のインターンシップへ応募しようとする人へのメッセージ
建設機械の迫力を肌で感じることができ、非常に刺激的なインターンシップです!実際の職場で業務体験ができるため、会社の雰囲気を感じることができます。 また、業務体験のみならず、今後の学生生活の目標が明確になる等、社会に出るまでに必要な準備を考えることができるため、非常に有意義な2週間を過ごすことができました。ぜひ参加することをおすすめします!
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実習部署
品質保証本部 品質企画部
工学知識の大切さと
自身の課題を確認できた日々
理工学研究科 生産環境工学専攻
機械工学コース
W.S.さん
工学知識の大切さと自身の課題を確認できた日々
1. コベルコ建機のインターンシップに応募したきっかけ
幼い頃から、大きく力強く動く重機に興味があり、今回参加を決意しました。研究内容と直接的な繋がりはありませんでしたが、実際に会社でどのような業務が行われているか、今の自分に何が足りていないか、残された学生生活で何をするべきか把握することを目的に参加しました。
2. インターンシップでの実習内容
品質保証本部の中でも、前半は品質管理部に属する部品品質管理グループ、後半は品質保証部に属するショベル品質保証グループで実習しました。 部品品質管理グループでは、新機種部品の寸法計測や部品検査、事故品調査として非破壊検査やマイクロスコープでの観察などを行いました。 ショベル品質保証グループでは、二元表を用い不具合発生状況の調査から実機を用いた不具合の再現試験、不具合の対策案の考察まで行いました。全体を通して説明や見学だけでなく体験の機会も与えていただき、常に楽しく業務内容を学ぶことができました。
3. 印象に残った一日
起床
朝食
毎日ホテルの朝食をいただきました。ホテル出発
電車で五日市駅まで行き、五日市駅からはバスで工場へ向かいます。出社
定時は8:30ですが、早めに着き、前日の内容の復習などを行いました。朝ミーティング
部門の朝ミーティングに参加しました。旋回不良対策案出しミーティング
市場に出ている不具合機の応急処置を考えました。不具合発生状況調査
市場機のデータをもとに二元表を作成し、傾向を探りました。昼食
毎日社員食堂を利用しました。マシンコントロール不具合再現
市場での不具合を再現したのち、データを収集し、対策を考えました。本日のまとめ、日報作成
毎日要点整理と日報作成をしました。退社
夕食
就寝
4. インターンシップに参加して感じたこと、得たこと
私は今回、大学での力学や工学の勉強の大切さを感じ、これからの勉強や研究のモチベーションを得ることができました。私が実習を行った品質保証本部では、事故品を調査し対策を練ることや、不具合機を改善するといった業務がありました。事故品は材料の欠陥に由来しており、また不具合機としては共振が原因であるものを今回扱いました。このような問題を解決するためには、基礎的な知識が不可欠であり、幅広い知識があることで柔軟に様々な角度から考察を行うことができると思いました。 また、全体を通して私は特に働くということにおいて「限られた環境で仕上げること」の大切さを感じました。実習中、交通機関の遅延に巻き込まれ、報告会の準備に大きな後れを取るということがありました。大学では遅くまで残り、徹夜をして仕上げることも可能ですが、社会人になると次の業務や定時の関係でそうは行かず、業務の効率の良さが大切であることを身にしみて感じました。今回は完璧な発表にまでは至りませんでしたが、社員の方々の協力もあり、満足のいく発表をすることができました。今後は期間が長い短いに囚われず、効率の良い作業を意識し取り組みたいと考えています。
5. インターンシップ参加前と後での心境、考え方の変化
正直にいうと、当初、品質保証の業務は地味で面白みがないというイメージを持っていました。しかし、実習を終えてみて、もちろん地道な計測や検査などもありましたが、データの見える化や実機を用いた不具合再現などその業務は多岐にわたり、想像よりも遥かに動きのある業務内容だということが分かりました。また、開発などの部署に比べ、お客様との距離の近さを実感し、品質保証本部としての業務がお客様満足度に直結するところに、やりがいや面白さを感じました。
6. これからコベルコ建機のインターンシップへ応募しようとする人へのメッセージ
ショベルについて専門的な知識がなく、参加前は不安に思うことがありましたが、基礎的なことから教えてくれて、わからないことがあっても質問をすれば親切に教えてもらえました。社員の方々も親しみやすい方ばかりで、堅苦しい雰囲気ではありません。実際のオフィスで作業をすることが多かったので、日々の業務の雰囲気や社員の方々の活躍を近くで感じることができます。 また、新機種の組み立て現場や試験場など、通常は立ち入ることが許されない場所での見学もあり、かなり貴重な経験ができます。2週間という他の企業と比べると少し長めのインターンシップですが、その分内容が詰まっており、質の高い学びができます。建設機械業界志望の方はもちろん、専攻や研究内容が違う方も充分実りのあるインターンシップになると思います。
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実習部署
ショベル開発部 重機小型ショベル開発グループ
色々な視点から考えることの
重要性を学んだ
理工学府 機械・材料・海洋系工学専攻
N.T.さん
色々な視点から考えることの重要性を学んだ
1. コベルコ建機のインターンシップに応募したきっかけ
大学では機械と土の力学的な研究に取り組んでおり、以前からその応用先である建設機械業界に興味がありました。今回のインターンシップでは実務経験ができると知り、大学で学んでいることや研究していることがどのように活かされているのか、実際にどのようなプロセスで開発を行っているのかを学びたいと思い応募しました。
2. インターンシップでの実習内容
インターン受入部門についての説明や、実際にショベルや設計データを見たりすることでショベルへの理解を深めました。そこから、与えられたテーマ(災害現場での活動)を基にインターネット等を利用して、新機種のコンセプト作りを行いました。最終的には営業になったつもりでプレゼンテーションを行いました。他にも、五日市工場の見学や新機種開発の会議の見学を行い、開発の現場を体験することができました。
3. 印象に残った一日
起床
朝食
出発
事業所到着
五日市駅からはコベルコ建機専用の通勤バスが出ています。課題取り組み
インターネットで災害現場での新機種のコンセプトを考えました。昼食
社食で食べました。新機種開発会議の見学
知らない単語も多く大変でしたが、貴重な体験でした。課題取り組み
午前中までに考えたコンセプトを厚紙とショベルのミニチュアを使って形にしました。退社
日報を書いて退社しました。ホテル到着
夕食
就寝
4. インターンシップに参加して感じたこと、得たこと
1つの新機種を開発するのに、性能の面やコストの面だけでなく、ショベルを製造する人、ショベルを買う人や使う人、ショベルを販売する地域の情勢や法律といった様々な要因によって仕様が決まっていることを知りました。ショベル開発は色々な視点に立ってみることが大事だと感じました。
5. インターンシップ参加前と後での心境、考え方の変化
講義や研究だとどうしても性能ばかり注目してしまうのですが、実際の開発では性能以外の面が非常に大事であるとわかりました。研究でモノを作ったりするときに、製作する側の視点だけでなく、使う人の視点に立って考えるように変化しました。
6. これからコベルコ建機のインターンシップへ応募しようとする人へのメッセージ
コベルコ建機のインターンでは、各部署に1名ずつ配属され実習を行います。初めての環境に1人と聞くと不安になるかもしれませんが、部署の人が丁寧に指導してくれます。 また、部署によって行う実習が全く違うため機会があれば、他の実習生と交流し、最終日の発表会で他部署について深く聞いてみるのもおすすめです。
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実習部署
システム・コンポーネント開発部
ショベル統合システム開発グループ
普段できない体験と
今後に生かせる
知識・経験が得られた!
工学研究科
機械工学専攻
W.K.さん
普段できない体験と今後に生かせる知識・経験が得られた!
1. コベルコ建機のインターンシップに応募したきっかけ
私が、コベルコ建機のインターンシップに参加した理由は2つあります。 1つは、コベルコ建機の社風や職場環境を知るためです。私は、重機や建設機械のような大きな機械を作る企業に憧れを持っており、それらの企業に就職したいと思っています。そのため各企業の違いや、それぞれの強みを知りたいと思いインターンシップに参加しました。 2つ目は、知識や経験を得ることで自分自身のスキルアップにつなげるためです。実際の業務を体験することで、大学の授業では得られない体験を得られると思ったからです。
2. インターンシップでの実習内容
次のような実際のソフトウェアの開発のフローに従って、ショベルのポンプ流量を制御するソフトウェアを開発しました。また、進捗会議などに参加させてもらい、長期的な開発の現場を見学しました。 <開発フロー>
3. 印象に残った一日
出社
ホルナビ塾(コベルコ建機のICT活用工事セミナー)の聴講
開発したソフトウェアのテスト方法の検討
昼食
手動ベンチの説明
開発したソフトウェアのテスト方法の検討
テスト計画書の作成
ソフトウェアのテスト実行
1日の振り返り
退社
4. インターンシップに参加して感じたこと、得たこと
私が配属されたショベル統合システム開発グループは、システムという名前がついているので、プログラミングが主な業務なのだろうと思っていました。しかし、実際には、依頼者と相談して仕様を検討したり、完成したソフトの挙動をテストしたりなど、ソフトウェアを開発するためのV字プロセスの上の部分(計画や試験の段階)を主に行っているグループだということを知りました。 その中でも依頼者との相談というのがとても大事なことなのだと知り、コベルコ建機が「ユーザー現場主義」の精神を大切にしている理由が分かりました。
5. インターンシップ参加前と後での心境、考え方の変化
私がインターンシップに参加して感じたのは、「依頼者の依頼に正確に応える難しさ」です。私は、 曖昧な依頼内容を見て、「~をしてほしいのかな?」と、勝手に判断しました。しかし、もしその曖昧な依頼の意味が、自分の思っていることと違った場合、完成したソフトは依頼者の期待には応えることができません。依頼に正確に応えるためには、依頼者と相談や連絡を取ることが大切であることが分かり、それがコベルコ建機の「ユーザー現場主義」の精神であることが分かりました。
6. これからコベルコ建機のインターンシップへ応募しようとする人へのメッセージ
インターンシップに参加することで、大学の講義や研究では中々得られない体験を得られると思います。インターンシップで得られた知識や経験は、就職活動はもちろんのこと、研究や課題などの様々な場面で活かすことができると思います。 インターンシップに参加してすぐは緊張するかもしれませんが、コベルコ建機の社員の皆さんはとてもフレンドリーですので、気負いすぎる必要はありません。わからないことがあれば丁寧に教えてくれますし、休憩時間は雑談で有意義な情報が得られます。
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実習部署
施工ソリューション部
ソリューション開発グループ
「自分が作っている」という
楽しさと誇らしさがある環境
先端科学技術研究科
先端科学技術専攻
M.S.さん
「自分が作っている」という楽しさと誇らしさがある環境
1. コベルコ建機のインターンシップに応募したきっかけ
7年前、高専で機械工学を専攻していた頃、工場見学でコベルコ建機の大久保工場へ訪問したことがコベルコ建機との出会いでした。そして2021年、修士1年の夏にコベルコ建機のインターンシップ説明会にて、ICTを用いた次世代システムの開発にも取り組んでいることを知り、大学院で情報系について研究し始めていた私は強く興味を惹かれました。
2. インターンシップでの実習内容
はじめに、油圧ショベルのブーム・アーム・バケット、それぞれの角度によって荷重の重心の位置やそれによりシリンダへのトルク負荷が変化することを学びました。次に、それらの関係を用いたコベルコ建機の積込み荷重計量機能であるK-LOADについてリアルな開発業務に関わることができました。 油圧ショベルの姿勢など、各種条件下における積込み荷重計量値を、実際の積込み荷重質量と整合させるために、補正方法を検討しました。 補正するために自分でも考えた導出式の有用性を確かめるため、2日間に渡り試験場にて荷重計量の試験を行うことができました。最新技術のマシンコントロールや衝突軽減機能も見学や体験することができました。
3. 印象に残った一日
試験場へ社用車で移動しながら社員の方々とお話
機械条件が荷重計量の値に及ぼす影響を調査
お昼休み
機械条件を考慮した補正項を含めた導出式から荷重計量①
機械条件を考慮した補正項を含めた導出式から荷重計量②
マシンコントロール技術の体験
衝突軽減機能の見学
4. インターンシップに参加して感じたこと、得たこと
システム開発を通じて「自分が作っている」という感覚を体感できました。どの社員も仕事に誇りをもって働いていて、その姿が本当に楽しそうでした。コベルコ建機ならではの開発ペースや開発に携わる一人ひとりの影響力を知り、何かを作るときはまずは形にして世の中に出してみることの大切さを学びました。また、問題解決において背景と目的が前後してしまうのを防ぐためには、自問自答しながら常に否定的な視点も持ち合わせた状態で考えてみようと思います。 これからの就職活動では自身が「仕事にどんなことを求めるのか」で企業を選ぶこと、といったコベルコ建機という会社以外のことについても教わりました。
5. インターンシップ参加前と後での心境、考え方の変化
中小企業にできる製品やシステムの開発は大企業に比べると、どうしても経済力的に規模が小さくなってしまい、正直物足りないのではないかと考えがありました。しかしながら、業務を体験させていただいたり、社員の方々からお話を聞いたりするうちに、その考えはむしろ真逆であったことに気が付きました。中小企業は次々に新しい魅力的な製品や技術を世の中に送り出すことが求められる分、社員一人ひとりに任せてもらえる仕事が大きいため、「自分が作っている」という自覚もって働けるのだと考えるようになりました。
6. これからコベルコ建機のインターンシップへ応募しようとする人へのメッセージ
インターネット上で知り得る情報にはどうしても限りがあります。実際の現場の雰囲気や自分が興味のある部署で実際にいま働いている社員の声は、実地のインターンシップでしか知ることができません。実際、インターンシップに参加する前と後では、私自身、コベルコ建機や中小企業の製品開発に対する考え方が大きく変わりました。この会社で自分が働いている姿も鮮明にイメージできるようになりましたし、社員の方々が製品やシステム開発を本当に楽しんでいることを、肌で実感することができました。少しでも興味のある方はぜひ参加することをおすすめします。
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実習部署
カスタマーサポート部
サービス企画グループ
「サービス」の現場を通して
技術的観点の大切さを体感
工学部 宇宙システム工学科
S.S.さん
「サービス」の現場を通して技術的観点の大切さを体感
1. コベルコ建機のインターンシップに応募したきっかけ
幼少期からはたらく車が好きで、建機業界に興味がありました。また、コベルコ建機の企業理念である「ユーザー現場主義」がどのように行われているのかを知りたいと思い、応募しました。
2. インターンシップでの実習内容
まずは参加者全員で工場見学を行いました。配属されたサービス企画グループでは、以下のことを実施しました。
3. 印象に残った一日
始業
サービスレター修正
前日に作ったサービスレターの修正を行いました。ユーザー向けWEB部品カタログ説明資料作成
昼食
食堂で食べました。おいしかったです。ユーザー向けWEB部品カタログ説明資料発表リハーサル
担当の方に発表を聞いていただき、本番に備えました。ユーザー向けWEB部品カタログ説明資料発表本番
東南アジアの拠点の方々とオンラインで繋いで発表しました。報告会資料作成
最終日の報告会のためのスライドを作成しました。4. インターンシップに参加して感じたこと、得たこと
「サービス」というものは機械を使っているユーザーのためだけではなく、機械を使うユーザーと直接会うサービスマンのためにもあるということを感じました。 私が所属する部活主催の大会でもその経験を生かし、参加者だけでなくスタッフの方も動きやすいように準備していくことを心がけたいです。
5. インターンシップ参加前と後での心境、考え方の変化
私達が普段使っている機械等のサービスには、多くの人のサポートと時間がかかって成り立っているということを改めて考えることができました。日常の中に潜む「不便だな」と思うことを、どのようにしたら使いやすくなるか考えるようになりました。
6. これからコベルコ建機のインターンシップへ応募しようとする人へのメッセージ
説明で聞くのと実際に体験するのでは、全く違いました。実際に毎日会社に通勤してみたり作業したりすることで、自分が社会に出て働くイメージをつかむことができます。興味を持ったらぜひ応募してみて下さい!
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実習部署
ものづくり推進部
広島改善推進グループ
「建設機械メーカー」で働く
自分の姿が明確になった
工学部 宇宙システム工学科
N.A.さん
「建設機械メーカー」で働く自分の姿が明確になった
1. コベルコ建機のインターンシップに応募したきっかけ
「建設機械メーカーで働く自分の姿を明確なものにしたい」と考えて、コベルコ建機のインターンシップに応募しました。また、インターンシップの前に参加した会社説明会にて印象に残った五日市工場で、生産に関わる仕事をしてみたい、工場の工夫を実際に見てみたい、と思ったのも応募した理由の1つです。
2. インターンシップでの実習内容
「作業がしやすい作業台の製作」をテーマとして、五日市工場の改善を体験しました。具体的には、ショベルの生産に携わる方々の声を伺い、工場内で実際に問題となっている箇所についての改善を行いました。生産における考え方や、製図に関する講習も受け、あらゆることを学ぶことができました。加えて、工場の見学もし、多くの工夫を知ることができました。
3. 印象に残った一日
起床
朝食
ホテル出発
五日市工場到着
五日市駅から工場までは、会社専用の送迎バスに乗りました。ラジオ体操
製作開始
前日に作成した図面をもとに、作業台の製作を開始しました。作業台完成
作業台製作をする中で、設計の段階では気が付かなかった問題が発生することもありました。しかし、担当の方に助言をいただきながら、工夫を重ねることで、完成させることができました。昼食
実習中は毎日、担当の方と昼食をとりました。コベルコ建機の制度などについて、生の声を伺うことができました。現場へ
製作した作業台を、現場の方に実際に使用してもらい、その上で、生じた問題に対する改良の提案してもらいました。改良
指摘をもとに改良を行いました。再び現場へ
改良した作業台を、現場の方に使用してもらいました。報告会資料作成
その日のまとめ、インターンシップ報告会の資料作成を行いました。退社
ホテル到着
テイクアウトしたお好み焼きを食べてから、お風呂に入りました。就寝
4. インターンシップに参加して感じたこと、得たこと
対面型のインターンシップに参加して、企業の中で働く自分の姿を明確なものにすることができました。また、改善の実習において、現場の方々とコミュニケーションをとる中で、分かりやすく簡潔に伝えることの重要性を感じました。加えて、製作を通じては、生産の現場における考え方を体感することができ、また、仕事のやりがいを感じることができました。
5. インターンシップ参加前と後での心境、考え方の変化
インターンシップに参加する前は、ただ「建設機械メーカーで働きたい」と考えていましたが、インターンシップに参加して、「建設機械メーカーで、生産を支える立場で、働きたい」と、夢をより具体的なものにすることができました。また、「工学部だから」ではなく、「ものづくりに携わりたいという気持ちがあるから」メーカーへの就職を志望しているのだと確認することができました。
6. これからコベルコ建機のインターンシップへ応募しようとする人へのメッセージ
私は、対面型のインターンシップに初めて参加し、オンラインのインターンシップだけでは、知れないこと、学べないこと、感じることが多くあると思いました。少しでも、建設機械業界に興味のある方は、参加することをおすすめします!
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実習部署
システム・コンポーネント開発部
クレーン統合システム開発グループ
今後の研究につながる知見を
多く得ることができた
情報知能工学系
先端融合開発専攻
K.Y.さん
今後の研究につながる知見を多く得ることができた
1. コベルコ建機のインターンシップに応募したきっかけ
現在、コベルコ建機と所属する大学とでクレーン関連の共同研究を行っています。今後研究を進めるために、実際にクレーンそのものの構造や動作、企業における実際のクレーン開発の現場を見たかったため応募しました。また、建設機械の完全自動化や大きな機械を扱う研究に興味がありました。
2. インターンシップでの実習内容
クローラクレーンの試作機の見学、ベンチ試験、吊り荷の振れ量検出試験のためのマーカー作成、マーカー検出試験、マーカー検出試験結果の解析、マーカー検出プログラムの改良、クレーンのシミュレータ体験
3. 印象に残った一日
起床
朝食
他のインターン生の方々と集合して出発
出社
体調報告の記入、前日のインターン内容からプレゼン資料を作成。前日のマーカー検出試験の結果解析
マーカー検出試験の解析結果の報告と現在のプログラムの考察
大学での研究と似た部分が多く楽しかったです。昼食
困ったことがあると食堂の方やコベルコ建機の方々が親切に教えてくださり嬉しかったです。マーカー検出試験の再解析
午前中の解説結果から見つかった気になる点に焦点を当てて再解析しました。午後の解析結果の考察、次の試験条件の洗い出し
解析結果から傾向を見つけ出し、改善点を考えるこの時間が最も楽しかったです。クローラクレーンのソフトウェアのベンチ試験
クレーンのシミュレータ体験
シミュレータの再現性に驚きました。帰宅準備
1日の行動記録を記入。退社
4. インターンシップに参加して感じたこと、得たこと
自身の専門である画像処理に合わせた実習内容にしていただき、楽しくインターンを行うことができました。自然環境下における技術開発では様々な要因が複雑に絡むことから室内等に比べ飛躍的に技術開発の難易度が上がることを実感することができました。作成→試験→結果解析→改良といった一連の開発の流れを実際に経験することができたのも良かったです。 また、部署内外の様々な方々が連携して仕事を行っていて、仕事におけるコミュニケーション能力の重要性を実感することができました。
5. インターンシップ参加前と後での心境、考え方の変化
<参加前>
自分は今回が初めてのインターンへの参加ということもあり、かなり不安がありました。また、コロナ禍ということもあり学校も遠隔授業が続いており、自身も外出を控えた生活をしていたためほぼ人と話しておらずコミュニケーション能力に不安がありました。
<参加後>
コベルコ建機の社員の皆さんやインターン生の皆さんはとても明るく、話しかけやすかったです。インターン内容も大学の研究に合わせた内容にしていただき、スムーズに業務に取り組むことができました。コミュニケーション能力は仕事において重要であることを実感しました。コロナ禍なので対面での会話は控えたいですが、遠隔通話などを使って、もっと人と話す機会を増やしていきたいと思いました。
6. これからコベルコ建機のインターンシップへ応募しようとする人へのメッセージ
インターンに初めて参加を検討する中で2週間という期間が長く感じる方もいると思います。実際に始まってみると、やることがたくさんあり、2週間はあっという間に終わってしまいました。むしろもっと長くても良かったと個人的には思っています。 また、コミュニケーションに自信がない方もコベルコ建機の社員の方々はとてもフレンドリーなのであまり気にすることはないと思います。むしろ積極的に質問したり、提案したりしていくと良いと思います。インターンで得た経験は自分を見つめなおす良い機会になると思いますので積極的に応募しましょう。
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実習部署
システム・コンポーネント開発部
油圧コンポーネント開発グループ
開発の現場を間近で見て、
自分の成長につながった
生命医科学研究科
医工学医情報学専攻
S.K.さん
開発の現場を間近で見て、自分の成長につながった
1. コベルコ建機のインターンシップに応募したきっかけ
大学院で建設機械に関する研究を行っており、建設機械に非常に関心がありました。そこで「世界初」、「業界初」の技術を生み出しているコベルコ建機に興味を持ちました。研究への理解を深めるために建設機械に関する知識を得たいと思いました。また、コベルコ建機の開発の仕事内容や雰囲気を知り、働くイメージをつかみたいと思い応募しました。
2. インターンシップでの実習内容
1日目に会社説明があり、その後工場見学をしました。2日目からは実習場所での開発の業務や試験場の見学を行いました。
3. 印象に残った一日
起床
朝食
大久保事業所到着
開発業務の説明
実習で行う業務の内容について詳しく教えてもらいました。開発業務の実習
開発では様々な制限があり、その中でより良いものを作るには様々な知識や工夫が必要となり、開発の大変さややりがいを実感することができました。担当の方に分からないことを聞くと何でも優しく教えてくれました。昼食
きれいな食堂で、毎日昼食の時間が楽しみでした。試験場へ出発
試験場の見学
巨大なクレーンやそれを実際に動かして試験している様子を間近で見学することができて、クレーンへの理解が深まりました。大久保事業所へ帰社
日報を書いて退社
夕食
就寝
4. インターンシップに参加して感じたこと、得たこと
開発の仕事を体験することで、大学での研究との違いを感じ、働くことのイメージを得ることができました。コベルコ建機には「ユーザー現場主義」という理念があり、ユーザーからの要望や意見を聞いて、新しい技術のアイディアを考えているということを知りました。大学での研究と違い、ユーザーに満足していただくために開発を行うという体験をして、開発の仕事への関心が大きくなりました。 また、配属先以外の部署の方の業務報告を聞き、一つの建設機械を作るうえで、多くの分野の技術が使われていることを知りました。自分の専攻分野以外の分野にも大変興味がわき、視野を広くすることができました。
5. インターンシップ参加前と後での心境、考え方の変化
インターンシップ参加前は研究や開発は基本的に一人で行うものという考え方がありました。しかし、企業での開発では多くの人と協力したり、助け合ったりすることが必須であり、積極的にコミュニケーションをとることが大事だと実感しました。大学での研究においても、他の人と積極的にコミュニケーションをとり、より有意義なものにしたいと考えました。
6. これからコベルコ建機のインターンシップへ応募しようとする人へのメッセージ
インターンシップでは様々な体験をし、2週間があっという間に過ぎていきました。参加したことで初めて知ったことがとても多く、とても貴重な体験となりました。実際に体験することで、自分が本当にやりたいことが何なのかを知ることができるため、進路について悩んでいる方はぜひ参加していただきたいです。
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実習部署
クレーン開発部カスタム開発Gr
小さなところの設計にも全力で
取り組むべきことを学んだ
システム理工学専攻
機械工学分野
W.D.さん
小さなところの設計にも全力で取り組むべきことを学んだ
1. コベルコ建機のインターンシップに応募したきっかけ
業界研究をしていて一番興味を持ったのが建設機械業界で、業界についての理解をもっと深めたいと思いインターンシップを探していました。その中でもコベルコ建機は2週間という夏のインターンでは長めの期間だったので、実習で得られる知識、経験はこれからの就活を考えやすくしてくれると思い、応募しました。
2. インターンシップでの実習内容
インターンシップで行った実習は、クレーンのクローラステップの設計でした。クローラステップというのは、クレーンのクローラ(足周りの部分)に上るための階段です。実際にクレーンの設計図やクレーンそのものを見てどういう部分に気を付けながら設計しなければならないかを社員の皆さんと一緒に考えながら、クローラステップの形状、強度計算、製図までを行いました。
3. 印象に残った一日
会社到着
ホテルで朝食をとって、少し早めに出社。実習開始
社員の方と実習で進んだところとこれから進める内容を確認しながら、実習を始めていきました。ミーティング
実際の業務のミーティングに参加しました。ステップの設計
クローラステップの設計を進めました。昼ミーティング
軽く連絡事項を確認していました。昼食
昼食が終わった後、受入先の社員の方と雑談して過ごしました。ステップの設計
クローラステップの設計を進めました。実習終了
4. インターンシップに参加して感じたこと、得たこと
私の実習では、クローラステップというクレーンの中でも小さな部分の設計で、実習をする前は簡単な作業だと感じていましたが、進めていくと考えなければならないことが多く、かなり大変な作業であると感じました。 インターンシップ中は社員の方が付きっきりで作業をサポートしてくれて、たくさん質問もできました。些細な質問にも一つひとつ丁寧に答えてもらえたり、雑談を交わしたりしながら作業を行え、職場の雰囲気の良さも感じました。
5. インターンシップ参加前と後での心境、考え方の変化
クローラステップは、あくまでクレーンのごく一部なのでそんなにクオリティは必要ないのではないかと考えていました。実習内容を聞いた時も少し面白みのなさを感じてしまっていたところもありました。しかし、お客様は小さな機能性の変化にも気づいてくれ喜んでくれるという話を社員さんから聞いた時に、実習に対する考え方は変わり、どんな小さなところにも全力で取り組むべきだと思いました。
6. これからコベルコ建機のインターンシップへ応募しようとする人へのメッセージ
社員の方に話しかけるのを、環境を理由にためらうのは良くないと感じました。これは活動報告後の話ですが、「学生なのだから、厚かましくていい」と言われました。私はこれを聞いてもっと積極的に話しかければよかったと思ったので、これから参加する人はためらわず積極的に実習に参加することをおすすめします!
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実習部署
クレーン開発部
クレーン開発グループ
自分が思い描く働くメージと現実との
すり合わせができる貴重な機会
工学府 機械システム工学専攻
E.M.さん
自分が思い描く働くメージと現実とのすり合わせができる貴重な機会
1. コベルコ建機のインターンシップに応募したきっかけ
私は、建設機械のような大型機械の設計開発に携われる職種に就きたいと考えています。ショベルやクレーンのような大型機械が晒される環境は過酷であり、何千トンもの質量と、それに伴う曲げに耐えうるように部品を設計しなければなりません。私自身、建設機械のような高負荷が加わる部品の設計・製作は経験がなく、またそのような経験ができる場所は滅多にありません。そこで、夏期インターンを通して大型機械の設計開発技術について学び、設計開発職への理解を深めることで、これからの就職活動に活かしたいと思い、応募しました。
2. インターンシップでの実習内容
大型クレーンの旋回フレームの強度解析を行いました。新たに販売予定の大型クレーンに搭載する旋回フレームについて、有限要素解析を行い、軽量かつ高強度な形状の検討を行いました。また、初日に大久保工場内の見学と、播磨工場でのクレーンジブの組替作業の見学をしました。以下が日程毎の業務内容になります。
1日目 : 大久保工場見学、播磨工場にてクレーンジブ組替作業見学
2日目 : クレーン安定度計算、旋回フレーム作用力・強度計算
3日目 : 旋回フレーム強度計算続き、ソフトを用いた有限要素解析
4日目 : 有限要素解析続き、発表資料作成、配属部署内発表
5日目 : 有限要素解析続き、発表資料修正、最終報告会
3. 印象に残った一日
起床
朝食
大久保駅到着
大久保事業所到着
大久保工場見学
昼食
クレーンジブ組替見学
日報記入
帰宅
夕飯
就寝
4. インターンシップに参加して感じたこと、得たこと
5日間という短い期間ではありましたが、業務を行うにあたって、普段の研究生活で培った経験を実際の現場で活かすことができて良かったと感じました。
5. インターンシップ参加前と後での心境、考え方の変化
インターンシップを通して、自分が想像していた設計開発職の働き方と、実際の働き方とで大きな乖離があることがわかりました。設計開発職は、製品を設計して終わりではなく、それを実際に製造する人、組み立てる現場の人と円滑なコミュニケーションや議論を行うことで、一緒に同じ製品を作るという意識を持つことが大事であると感じました。また、担当部署にもよりますが、設計した部分の動作確認のため、実際に現場へ赴く機会があり、開発職はデスクワークが主体ではないということもわかりました。
6. これからコベルコ建機のインターンシップへ応募しようとする人へのメッセージ
コベルコ建機のインターンシップは、実際の業務に近いことが経験できます。そのため、自分が思い描く働くメージと現実とのすり合わせができる貴重な機会になると思います。建設機械に興味のある方はもちろんのこと、工学系の大学生で働くイメージがいまいちつかめてない人は、参加して絶対に損はしないと思います。
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実習部署
クレーン開発部
クレーンアタッチ開発グループ
現場の雰囲気を肌で感じ、
仕事の面白さや厳しさを体験
理工学研究科
機械科学系専攻
S.Y.さん
現場の雰囲気を肌で感じ、仕事の面白さや厳しさを体験
1. コベルコ建機のインターンシップに応募したきっかけ
私は建設機械などの人が操縦して動かす機械に興味があり、そのような機械の設計や開発に携わりたいと考えていました。ただ、設計開発の業務を具体的にイメージすることができずにいました。 コベルコ建機は対面式のインターンで、1週間現場を体験することによって、設計開発の業務や仕事場の雰囲気について深く学べるのではないかと思い応募しました。
2. インターンシップでの実習内容
クレーン開発部のクレーンアタッチ開発グループで、クレーンのブームの構造検討を行いました。社員の方にコツを教えてもらい、自分で強度について仮説と検証を行いながら、上部ブームが荷重に耐えられるように構造修正を行いました。それ以外にも、工場見学やVRを活用したクレーンシミュレータの体験なども行いました。
3. 印象に残った一日
起床
朝食
ホテルを出発
大久保の事業所は最寄り駅から徒歩10分ほどです。出社
会議に参加
朝の定例会を聴講しました。上部ブームの構造検討
構造を検討する背景や、CAD/CAEの使い方を教えてもらいました。クレーンシミュレータの体験
仮想的にクレーンの試験を行うためのシミュレータを体験しました。昼食
社員食堂を利用しました。上部ブームの構造検討
午前中に前提知識を教わり、午後に構造検討を行いました。終業
日報を作成して業務を終了しました。夕食
社員の方におすすめしてもらったお店へ行き、明石焼きを食べました。就寝
4. インターンシップに参加して感じたこと、得たこと
実際に業務を体験してみて、開発の現場でどのようなことが行われているか具体的なイメージがつかめました。また、社会人としてのスキル不足を理解し、自身の課題を発見することができました。開発の現場では、様々な知識を統合してクレーンを作っていくため、チームで連携して仕事を進めていきます。そのため、部署内外でコミュニケーションを取って情報を共有するのですが、社員の方々のフットワークの軽さや適切な報連相を行う姿をみて、自分には不足している部分だと感じました。 また、初歩的なことですが、早起きするのが辛く、健康的な生活習慣が大事だと感じました。1週間現場に入ることで、オンラインのインターンではなかなか得られない貴重な体験ができました。
5. インターンシップ参加前と後での心境、考え方の変化
クレーン開発の仕事では多くのコミュニケーションをとる必要があるため、インターンでも必然的にたくさんの方とお話をしました。私はコミュニケーションが苦手だったため、インターン参加前はその点が不安でした。しかし、業務を体験して人と関わることで、人と協調して目的に向かうことは面白いことだと改めて気づきました。 また、学問に関しても心境の変化がありました。私は大学院に入ったものの、研究活動が社会にでてどの程度役に立つのか疑問を感じていました。しかし、仕事で試行錯誤や仮説検証することは大学での研究とかなり一致するところがあり、大学で研究に励むことは社会に出たときに大いに役に立つとわかりました。材料力学などの基礎的な知識も重要と知ったので、今後はより研究に励みたいと感じました。
6. これからコベルコ建機のインターンシップへ応募しようとする人へのメッセージ
中期の泊まり込みインターンシップということで、遠方から来られる方や実家住まいの方は不安もあるかと思います。しかし、1週間仕事場に足を運んでみることで、自分がコベルコ建機で働くイメージがしっかりつかめると思います。また、1週間社会人と同じ様なスケジュールで生活してみて、その大変さの一端を実感することができると思います。多くのものが得られる貴重なチャンスだと思うので、ぜひ挑戦してみてください!
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