日野自動車製エンジン(E13C-YM・P11C-VN)の型式指定取消に伴う
弊社製品への影響について

2022年9月26日
コベルコ建機株式会社

 コベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区、社長:山本明)は、9月22日、国土交通省より日野自動車株式会社(以下 日野)に対して科された行政処分の中で、弊社製品に搭載されているエンジン2型式が指定取消となったことから、同エンジンで特定特殊自動車平成26年排出ガス規制(以下、オフロード法4次規制)に届出ている弊社製品(8月2日より新規受注を停止中)について、弊社が在庫している同エンジンでの生産・出荷が完了次第、同エンジンを搭載するモデルの販売を一時停止いたします。

 なお、既に市場で稼働している同製品につきましては、9月9日に暫定措置としてリコール(改善措置)を届け出、順次対応を進めており、今後は恒久対策としてのリコール(改善措置)を改めて届出予定としております。在庫エンジンでの生産・出荷分についてもリコール(改善措置)と同様の対応をおこないます。いずれも今回の指定取消の効力の対象外であることを確認しており、安全ならびにその他の品質・性能についても問題ございませんので、継続してご使用いただけます。

1.生産・出荷終了後に販売を一時停止する機種一覧

今回、指定取消となったエンジン2型式を搭載する製品

エンジン型式 対象機種 建設機械種別
P11C-VN SK470-10 / SK500LC-10 / SK500D-10 / SK500DLC-10 / SK550DLC-10 油圧ショベル
および
用途別専用機
7120G-2 / 7120G-2FS クローラクレーン
7200G-2
BM800G-2
BM1000G-2
E13C-YM SK1300DLC-10 ビル解体専用機

2.販売再開の見通しについて

日野に対しては、市場機に対する恒久対策としてのリコール(改善措置)の早期確定と販売再開に向けた早期の型式指定取得を強く要請するとともに、日野による型式指定取得が長期化する可能性もあることから、代替エンジン搭載機による早期上市も検討をおこなうなど、早期解決に向けて対応してまいります。
今後も、本件に関連して新たにお伝えすべきことが分かり次第、速やかにご連絡いたします。

 お客様をはじめとしたステークホルダーの皆様には、多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます。

<ご参考>

*記載されている情報は発表時のもので、予告なしに変更される場合があります。

以上