広島大学との包括的研究協力に関する協定書の締結について

2016年6月30日
コベルコ建機株式会社

 コベルコ建機株式会社(社長:楢木一秀、以下、コベルコ建機)は、国立大学法人広島大学(学長:越智 光夫、以下、広島大学)と包括的な連携を行うことで合意し、2016年6月30日、包括的研究協力に関する協定書を締結しました。調印式は、同日、広島市南区のホテルグランヴィア広島にて行いました。

 今回の協定締結は、産学連携を通して建設機械に適用可能な最先端の技術開発を行い、研究開発・人材育成など相互の協力に基づき得られた研究成果を広く社会に還元・貢献することを目的としています。今回の協定締結により、さらに柔軟な情報共有や議論の場を設けることができ、新しい研究テーマの創出や、その他の人材育成、社会貢献等に広く展開できる可能性があります。

 コベルコ建機と広島大学は、2007年より共同研究を行ってきましたが、2015年7月、広島大学大学院工学研究院に「コベルコ建機次世代先端技術共同研究講座」※1を設置し、産学連携の研究開発を進めています。具体的には、油圧ショベルの掘削作業において、「疲れない」「使い易い」といった快適性を数値化して技術開発に反映させ、当社の建設機械に実際に装着することを目指しています。また、広島大学が中核拠点となる文部科学省事業の「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」にコベルコ建機も参画しており、他の大学、また広島県内を中心とする他の企業とともに、感性の可視化、定量化の共同研究を進めています。

 コベルコ建機の楢木社長は、「今回の締結により、広島大学との関係を一層強化し、情報交換、人材交流を活発化させることができる。また、今回の産学連携に加え、広島県や広島市との地域連携も継続して行い地域社会の発展に貢献していきたい」と述べました。

 広島大学の越智学長は、「この度の協定締結により、総合研究大学としてこれまでの連携実績をさらに発展させ、また、建設機械市場における動向分析、商品企画、経営・ビジネス等の社会科学分野での新たな連携や、相互の人材交流の推進など、より幅広い領域で組織的かつ強力な連携体制が実現できることになる」と述べました。

 今後、コベルコ建機と広島大学は、新たな技術開発や相互の人材育成、地域社会への支援などさまざまな側面で産学連携を行っていく予定です。

 なお、コベルコ建機と広島大学は、地域社会への支援・地球環境の保護を目的として「コベルコ建機基金」※2を活用した下記の連携も行っています。

※1 「コベルコ建機次世代先端技術共同研究講座」の詳細は、下記コベルコ建機HPをご参照下さい。
http://www2.kobelco-kenki.co.jp/corporateinfo/news/2015/0629.html

※2 「コベルコ建機基金」の詳細は、下記広島大学HPをご参照ください。
http://www.hiroshima-u.ac.jp/upload/0/koho_press/teirei/no24/1_05.pdf

左側:広島大学 学長 越智 光夫
右側:コベルコ建機 代表取締役社長 楢木一秀

左から:広島大学)工学研究院長 佐野 庸治、理事・副学長 高田 隆、学長 越智 光夫
コベルコ建機)代表取締役社長 楢木 一秀、取締役専務執行役員 木下 章、常務執行役員 岩満 裕明

以上

*記載されている情報は発表時のもので、予告なしに変更される場合があります。