2024年12月16日
コベルコ建機株式会社
コベルコ建機株式会社は、フィロソフィーに通ずる社内活動を表彰する「KOBELCO Blue Green賞」を新設し、2024年12月4日に開催した「創立25周年記念式典」にて、第1回目となる本賞の発表を行いました。
従来から業務改善活動に対する表彰制度はありましたが、本賞では職場の活気や毎日の業務をより楽しくするための身近な活動も対象としています。その取り組みがグループ全体に広がり、定着することで、より明るく先進的で魅力のある組織とすることを目指しています。
なお、本賞の名称は、当社ブランドカラーの「ブルーグリーン」にちなんでいます。
選考にあたっては、まずは部署単位で自身の職場にふさわしい取り組みを決め、その活動と成果をもとに、各本部で一次審査を行いました。選出された取り組みのプレゼンを全社配信し、役員と社員で投票を行った結果、今回の受賞活動を決定しました。
今回、職場環境の多様化が日々進んでいくことを受けて、ダイバーシティー&インクルージョン(D&I)を自分ごとと捉え、お互いの多様性を理解し、ともに受け入れ合うための活動に自発的に取り組んだ部署が目立ちました。下記受賞した活動のうち、2つの活動がD&I関連の活動でした。
外国籍従業員が増える中、相互理解がなかなか進まずにいた。外国籍従業員も安心して就労できる環境作りとして、工場裏に農園を作り、野菜を栽培し始めた。お互いに野菜の育て方などを話し合う中で、相互交流する場所となった。畑作業を行わない従業員も農園を見に来ることが増え、職場全体で挨拶はもちろん、会話が増えた。その結果、チームワークがよくなり、業務がよりスムーズに回るようになった。
大久保事業所では年間2日間、総勢約180名で一斉棚卸をしているが、負荷が高かった。そこで、従来、紙帳票に手作業で数量の記入などを行っていたところ、帳票を電子化し、スマートフォンを活用して、クラウド上で共同編集する仕組みを導入した。報告書の作成なども自動化され、ヒューマンエラーを削減できた。棚卸期間中、工場の稼働を止める必要もなくなり、稼働日も2日増加した。
職場の多国籍化が進み、言葉の壁により指示が十分に伝わらなくなった。言語ごとに一人ずつ通訳がいるが、簡単な日常会話は直接交わし、何でも言える安全な職場環境にしたいと考えた。そこで、通訳が先生となり、定期的に日常会話レッスンを開催した。現場監督者から外国籍従業員の母国語で話し掛けることが、外国籍従業員から話し掛けてくるきっかけとなり、職場が明るくなった。
本賞の表彰式において、山本 明 代表取締役社長は、下記のとおり述べました。
「これまでの『当たり前』は、本当に『当たり前』なのかを改めて考えてほしいです。受賞した活動の気づきや試行錯誤の過程を知り、自部署や自身に投影してみてください。仲間たちの想いの一つひとつは、より良い未来へ向けて着実に積み重なり、変化へとつながっていきます。胸の内にある“もっとこうあったらいいのに”をぜひ行動に移してみてください。小さな活動でも、会社全体に広がれば大きな力になります。」
今後も、コベルコ建機グループ全体として働きやすい職場を作ることで、従業員一人ひとりのモチベーションアップにつなげ、人にも環境にもやさしい建設機械と革新的なサービスを提供し続けます。そして、お客様の満足に応え、豊かな社会の建設に貢献していきます。
山本社長による挨拶
大垣・安全衛生環境室の「農園開拓」活動
大久保・生産管理室の「Smart棚卸」活動
大垣製造室「母国語会話レッスン」の全社プレゼンの様子
*記載されている情報は発表時のもので、予告なく変更される場合があります。
以上