後方超小旋回ミニショベル「SK45SR-7/SK55SR-7」の販売開始について｜ニュース

2022年9月1日
コベルコ建機株式会社

　コベルコ建機株式会社（東京本社：東京都品川区、社長：山本明）は、2023年4月1日より新型4トン/5トン級後方超小旋回ミニショベル「SK45SR-7/SK55SR-7」の販売を開始いたします。

機種名	SK45SR	SK55SR
本体型式	SK45SR-7	SK55SR-7
販売価格（税抜）	6,780千円	7,231千円
販売開始時期	2023年4月1日
販売目標台数/年	750台

　今回販売を開始する2機種は、2019年より販売を開始した7トン級油圧ショベルのコンセプトである“Performance × Design（パフォーマンスクロスデザイン）”を取り入れた初のミニショベルとなり、作業効率や生産性の追求と共に、機能性・快適性を大幅に向上させています。

　当社はこれからも『ユーザー現場主義』に基づいて、お客様に価値ある製品やソリューションの提供を目指していきます。

1）商品力の向上

油圧システム全体の見直し・最適化を図ることで、掘削サイクルタイムは両機種とも従来機比4％向上、走行速度はSK55SRで12％、SK45SRでは5％、それぞれ従来機比向上しました。さらに、SK55SRでは登坂速度も従来機比10％向上しました。
アクセルレバーをダイアル式とすることで作業内容に適したエンジン回転数の調整を容易にするとともに、燃料消費量の削減を可能とするオートデセルを標準装備しました。
エンジン始動時のパスワード入力を可能とすることで、セキュリティを強化しました。
ワンタッチで格納できるクレーンフックを装備しました（ハイリーチクレーン仕様）。
各種先端アタッチメントの手元操作が可能なハンドコントロールプロポーショナルレバー（HCPレバー）を新たにオプション設定しました。HCPレバー選択時には、モニタ上で先端アタッチメントの流量調整が可能です。
キャブドアを前面ガラス構造からフレーム構造に変更することで堅牢性をより向上させました。
天窓開口部の拡大、前面のワイパ取付位置を変更することで周囲視認性を向上しました（キャブ仕様）。
作業現場の安全性向上を目的に、作業灯にはLEDライトを採用しました。
定評ある「iNDr（エンジン冷却システム）」を引き続き採用し、優れた防塵・メンテナンス・低騒音性を実現しています。
新たに強化型のSK45SRD/SK55SRDをラインナップ。解体をはじめとする過酷な現場に対応するため、強化型アタッチメントや下部アンダーカバー厚板アップ、格子ガードを採用しています。

2）インテリア（機能性と快適性の向上）

3.5インチカラーモニタを標準装備するとともに、キャブ仕様では各種スイッチ・ダイヤル類へのLEDバックライト採用など、室内の質感と夜間の室内視認性を向上させています。
レバーポジションの最適化やリストレスト標準装備、走行切替スイッチの取付位置見直しにより、オペレータの負荷を低減、疲れにくく快適に作業できる環境としました。
コンソールにはスマートフォンフォルダやUSB/AUXポートを標準装備しました。さらに、ハンズフリー搭載Bluetoothラジオをオプション設定したことで、スマートフォンとのペアリングによるハンズフリー通話が可能となりました（いずれもキャブ仕様のみ）。
オペレータの全身を風が包み込むようにエアコン吹き出し口の位置の大幅な見直し・増設をおこない、夏場作業における快適性を向上しました。

＜参考＞

『SK55SR-7 外観』

『インテリア（キャノピ仕様/キャブ仕様）』

機種名		SK45SR	SK55SR
本体型式		SK45SR-7	SK55SR-7
機械質量kg		4,530	4,960

性能

標準バケット容量（山積）㎥		0.14	0.15
旋回速度min^-1		8.5
走行速度（1速／2速）km/h		2.2／4.2	2.4／4.5
登坂能力％		58
最大掘削力	アームkN	20.9	24.8
最大掘削力	バケットkN	35.6
接地圧kPa		26.0	28.4

寸法

全長mm	5,280	5,500
全幅mm	1,960
全高mm	2,530

エンジン

型式		ヤンマー　4TNV88C-PYBF
種類		水冷4気筒直接噴射式ディーゼル
定格出力／回転数kW/min^-1		27.7／2,400（ファンアリ）
定格出力／回転数kW/min^-1		29.1／2,400（ファンナシ）
燃料タンク容量L		75