2022年2月25日
コベルコ建機株式会社
コベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区、社長:尾上善則、以下 当社)は、米国子会社であるコベルコ コンストラクション マシナリー ユー・エス・エー(英文名:KOBELCO CONSTRUCTION MACHINERY U.S.A. INC. 社長:鈴木直人、以下KCMU)の北米工場(米国 サウスカロライナ州 スパータンバーグ郡)の土地、建物および付帯設備等を、株式会社竹内製作所(本社:長野県埴科郡坂城町、代表取締役社長:竹内敏也、以下 竹内製作所)の米国子会社であるTAKEUCHI MFG.(U.S.), LTD.(社長: Jeff Stewart、以下TUS)へ譲渡することを決定し、KCMUとTUSの間で最終契約の締結をおこないましたのでお知らせいたします。
当社は、2013年に米国市場に再進出し、米国子会社であるKCMUを通じて販売をおこなっております。2015年1月には、北米での販売台数とシェア拡大への対応と、日本の油圧ショベル生産の主力工場である五日市工場の高負荷状況に対応するため、北米工場の建設を決定、2016年3月より操業を開始し、北米向け主力機種の生産を進めてきました。
しかしながら、2021年に北米市場向け油圧ショベル用エンジンの認証問題が発生したことから、同年5月より北米工場の稼働は停止しており、同工場の再稼働が可能となるのは最短でも今秋以降となっておりました。
このような状況の中、今回の売却先から当社北米工場購入の打診を受け、自社で同工場を維持、再稼働するよりも譲渡をおこなうことが企業価値の向上につながるものと判断いたしました。
なお、今回の譲渡にともなう当社業績に対する影響は軽微です。
資産の名称及び所在地 | KCMU北米工場の土地、建物及び付帯設備等 <工場の概要>
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譲渡価格 | 34,350千米ドル(約3,950百万円)
※円換算額は、1米ドル=115円に基づく概算額です。 |
現況 | 北米工場は2021年5月より稼働を停止しております。 |
決定日 | 2022年2月25日 |
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最終契約締結日 | 2022年2月25日(予定) |
物件引渡日 | 2022年4月15日(予定)
※物件引渡日は、今後の手続きの進捗により変更となる可能性があります。 |
名称 | 株式会社竹内製作所 |
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所在地 | 長野県埴科郡坂城町上平205 |
代表者の役職・氏名 | 代表取締役会長 竹内明雄 代表取締役社長 竹内敏也 |
事業内容 | 建設機械の開発、製造及び販売 |
資本金 | 36億3,294万円(2021年2月末現在) |
設立年月日 | 1963年8月21日 |
名称 | TAKEUCHI MFG.(U.S.), LTD. |
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所在地 | 519 Bonnie Valentine Way, Pendergrass, GA 30567 |
代表者の役職・氏名 | 社長 Jeff Stewart(ジェフ スチュアート) |
事業内容 | 建設機械の販売 |
資本金 | 3,177千米ドル(約 365百万円) |
設立年月日 | 1979年2月13日 |
認証問題が発生した北米市場向けモデルの全てが生産停止となっておりましたが、今春より順次、代替エンジンを搭載した新モデルとして、油圧ショベルは五日市工場、クローラクレーンは大久保工場での生産を開始し、販売再開を進めてまいります。
今回の譲渡による北米での事業活動に対する影響はございません。代替エンジンを搭載した新モデルの販売再開を梃子に、北米市場でのプレゼンス向上に向け、代理店リテール販売の強化やファイナンスの充実など、引き続き販売体制の強化にも注力いたします。
また、このたびの北米工場の譲渡(閉鎖)は、競争が激化する市場環境にあわせたグローバル生産体制の見直し・強化の一環であり、生産能力の補完を含め、今後も、グローバル生産体制の見直し・強化に関する検討を進めてまいります。
名称 | コベルコ コンストラクション マシナリー ユー・エス・エー KOBELCO CONSTRUCTION MACHINERY U.S.A. INC.(英文名) |
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所在地 | 本社: 米国 テキサス州 ケイティ市 北米工場: 米国 サウスカロライナ州 スパータンバーグ郡 |
代表者の役職・氏名 | 社長 鈴木直人 |
事業内容 | 北米における油圧ショベルの生産、建設機械の販売・サービス |
資本金 | 2,300米ドル |
出資比率 | コベルコ建機株式会社100% |
設立年月日 (工場操業開始時期) |
2001年7月2日(2016年3月) |
*記載されている情報は発表時のもので、予告なしに変更される場合があります。
以上