機能性・快適性を大幅に向上させた
新型7トン級油圧ショベル『SK75SR-7』を販売開始

2019年2月28日
コベルコ建機株式会社

 コベルコ建機株式会社(東京本社:東京都品川区、社長:楢木 一秀)は、大幅に機能性と快適性を向上させた新型7トン級油圧ショベルSK75SR-7の販売を、2019年5月1日より開始いたします。

販売概要

機種名 SK75SR
本体型式 SK75SR-7
販売価格(税抜) 12,056千円※1
値上げ率(従来機比) +4.5%
販売開始時期 2019年5月1日
販売目標台数/年 1,100台

 今回開発したSK75SR-7は、油圧ショベルとして求められる効率や生産性を追求するとともに、機能性・快適性を大幅に向上させたフルモデルチェンジ機です。“Performance × Design(パフォーマンス クロス デザイン)”をコンセプトに、堅牢且つ先進的な外観と、上質感漂うインテリアを兼ね備え、全く新しい価値観を実現した後方超小旋回油圧ショベルとなります。

 コベルコ建機はこのモデルの発売により、『低燃費のコベルコ』としての燃費改善に向けた取り組み、優れた耐久性や徹底的な効率・生産性の追求という油圧ショベルに求められる基本的な性能向上に加え、機械の機能性・オペレータへの快適性といった新たな視点に真摯に向き合い、独自技術を発展させ、お客様へさらなる商品価値を提供してまいります。

新型7トン級油圧ショベル『SK75SR-7』の主な特長

1) 商品力の向上

  • 従来機から定評のある「iNDr(エンジン冷却システム)」を引き続き採用し、優れた防塵・メンテナンス・低騒音性を実現しています。
  • オフロード法2014年基準適合のヤンマー製エンジンを搭載、エンジン出力を従来機比※228%上げることで、登坂走行速度27%アップ、アーム掘削速度15%アップを実現しました。
  • ハイリーチクレーン仕様の吊り上げ能力を従来機比大幅に向上させました。定置吊りでは、最大吊り上げ能力が1.8t×2.5m(従来機1.7t×2.5m)、走行吊りでも0.9t×2.5m(従来機0.8t×2.5m)となります。
  • 機械周囲約270°を鳥瞰的に確認することができるイーグルアイビューを標準装備しました。パネル内に内蔵した右/後方のカメラの映像をモニタに表示することも可能で、安全性確保に貢献します。
  • エンジン始動時にパスワード入力設定が可能となり、セキュリティを強化しました。
  • バケット、ブレーカ、ニブラー、回転グラップルの先端アタッチメントに対応する流量モードが初期設定されており、スピーディなアタッチメントの変更対応が可能となりました。他のアタッチメントの設定・追加も簡単におこなえるとともに、各モードのカスタマイズも簡単な操作で可能です。
  • アタッチメントの高さ・深さ表示機能により、現在高さを確認できるとともに、任意の高さでアラームを出すことが可能になりました※3
  • シートベルト未装着警告機能を採用。未装着時にはモニタに警告表示をおこないます。

2) インテリア(機能性と快適性の向上)

  • 業界最大級の大型10インチカラーモニタを採用しました。各種操作もジョグダイヤルを採用することで、ストレスなく意のままに操ることが可能です。また、各種スイッチ・ダイヤル類もLEDバックライトを採用することで質感を向上させるとともに、夜間での視認性にも優れています。
  • アームレスト付のメカニカルサスペンションシートを採用することで優れた衝撃吸収性を実現しました。
  • Bluetooth及びハンズフリー機能付ラジオを採用したことで、スマートフォンとのペアリング、ハンズフリーでの通話が可能となります。コンソールにはスマートフォンフォルダ・USBポートも新たに装備しました。
  • ドアの開閉、キーのオンオフに連動して自動点灯・消灯するLEDルームライトを採用しました。
  • エアコンの背面吹き出し口を大幅に見直すことで、蒸れやすい腰や肘など、オペレータに直接風を当てることができるような設計としました。
  • ロールアップ付サンシェードを新たにオプション設定しました。

3) エクステリア

  • 外観形状は“ソリッド(堅牢)&アドバンス(先進性)”をコンセプトに刷新しました。
  • ブーム及び本体前面の前照灯はLEDを採用し、夜間作業性を向上しました。

4) メンテナンス性

  • 給油口の位置を変更し、地上からの給油を可能としました。
  • 本体メンテナンスパネル内にマルチコントロール、燃料ドレインコック、N&Bセレクタを集中配置することでメンテナンス性が向上しました。同ガード内には、平爪収納スペースも確保しています。
  • アッパーフレームとクローラの間隔を拡幅することで、岩やガラなどの挟み込みを軽減するとともに、清掃・メンテナンス性を高めました。
  • オプションのトップガードは新たに開閉式とすることで清掃しやすくなりました。
  • バッテリ遮断装置が標準装備されており、スイッチ操作でバッテリからの通電を遮断できます。これ
    により、長期休車時の電力消費を軽減できるほか、メンテナンス性の向上にもつながります。
  • 一般向け販売機※4には充実の新車保証/定期メンテナンスパッケージを7t級油圧ショベルに新規に設定しました(DPFは対象外となります)。
  • ※1新車保証 / 定期メンテナンスパッケージ付
  • ※2従来機:SK75SR-3E
  • ※3ハイリーチクレーン仕様機の機能となります。
  • ※4レンタル向け機械は、定期メンテナンスパッケージの対象外となります。

<参考>

Pick up:SK75SR-7

主要諸元表

機種名 SK75SR
本体型式 SK75SR-7
運転質量kg 7,820

性能

標準バケット容量(山積/平積)m3 0.28 / 0.25
旋回速度min-1 11.5
走行速度km/h 1速 2.7 / 2速 5.0
登坂能力% 58
最大掘削力 バケット新JIS kN 60.2
アーム新JIS kN 39.4
接地圧kPa 35

寸法

全長mm 5,840
全幅mm 2,300
全高mm 2,530

エンジン

型式 ヤンマー 4TNV98CT
種類 直接噴射式排気ターボ過給付ディーゼルエンジン
定格出力/回転数kW/min-1 52.3 / 2,100
燃料タンク容量 120

作動範囲(標準アーム時)

最大掘削半径mm 6,480
最大掘削深さmm 4,160
最大掘削高さmm 7,410
最大ダンプ高さmm 5,340

製品コンセプトロゴ

 

『SK75SR-7』外観

『SK75SR-7』インテリア

 

*写真には一部日本仕様とは異なる部分があります。
*記載されている情報は発表時のもので、予告なしに変更される場合があります。

 

以上