Kobelco Construction Machinery Co., Ltd.

プロフェッショナル、内宮運輸機工

取材
201312

クレーンと働く人

SL-13000という巨大なクレーンを操縦するクレーンオペレーターさんに
日頃のお仕事についてお話を聞きました。

イントロダクション

道を歩いていて、ふと工事現場に目が止まることがある。人々がせわしなく動き、大きな重機が家やビルディングを建てていたり、もしくは解体したりしている。そんな現場の中心にいるのが、クレーンだ。

そもそもクレーンとは、荷を動力を用いてつり上げ(人力によるものは含まない)、これを水平に運搬することを目的とする機械装置(人力によるものも含む)※。つまりつり上げた荷物を水平に移動させる機械がクレーンである。読者のみなさまも、UFOキャッチャーや魚釣りなどで、道具を操ってコントロールする難しさを味わったことがあるのではないだろうか。
それと比べると建築の現場で使われるクレーンは桁外れに巨大で、その先に吊るす荷物の重さも相当なもの。さらに風や雨の影響まで加わってくる。下からクレーンの作業を眺めているとたやすいものに見えるかもしれないが、正確なコントロールが求められる厳しい仕事だ。クレーンオペレータとは、どのようなクレーンでも意のままに操り、必要とされる場所に正確に荷物を降ろすプロフェッショナルなのである。

この連載では、コベルコクレーンと二人三脚で働くクレーンオペレータたちにフォーカスしていく。あなたが見た工事現場で働いているのは、彼らかもしれない。

※厚生労働省労働基準局安全衛生部安全課編「クレーン等安全規則の解説」 クレーン等安全規則第1章(定義)第1条の解説による