テクノロジー

業界をリードする
コベルコ建機の超大型建設機械

都市部での再開発事業やプラント設備の再構築など、時代とともに高層化・高強度化が進む建設現場。
コベルコ建機では、社会を創るユーザーのニーズに応える、超大型建設機械の開発に挑み続けています。

ギネスにも認定された
世界一の解体機

都市の再開発とともに建物の高層化・高強度化が進む一方、ビル解体作業はますます複雑に。それに伴い、現場ではいかに安全で、かつ効率よく地上から解体できる大型の解体機のニーズが高まっていました。
そこで、2002年に世界初の作業高さ50m超えを実現した「SK1600D」を開発。2005年には100tクラスの「SK950DLC」と、作業高さ63m超えを誇り“世界一ノッポなビル解体機”として過去にギネス認定された「SK3500D」が登場。その後、作業高さは保ちつつ、より大型の先端アタッチメントが装着できる100tクラスの「SK1000DLC」、200tクラスの「SK2200D」の2機種を新たに開発し、現在は「SK3500D」を加えた計3機種を超大型建物解体機としてラインナップしています。

超大型クレーン開発のパイオニア

コベルコ建機の前身となる(株)神戸製鋼所の時代から、卓越した技術とチャレンジスピリットで常に業界をリードし続けてきた超大型クローラクレーン開発。国内初の超大型クローラクレーンとして誕生したのが、1970年代に海外企業との技術提携により生まれた「5300(最大つり上げ能力300t)」。この歴史的なモデルで得た技術を生かし、(株)神戸製鋼所独自の技術で開発を成功した「5650(最大つり上げ能力は650t)」やコベルコの名を世に広めた「7450(最大つり上げ能力は450t)」など、数々のモデルを世に送り出してきました。

国産最大機種生産メーカとして誇り

超大型クレーンはその大きさと反対に、求められる作業はとても繊細です。クレーンが大きい分吊り荷も大きく、少し振れると大事故につながることも。作業、安全性はもちろん、操作性も追求したマシンの開発は困難の連続でしたが、試行錯誤を重ね最大つり上げ能力も450t、650tと時代とともに進化の一途を辿りました。1991年には最大つり上げ能力750tを誇る「7800」が完成。このマシンをベースに、アタッチメント、カウンタウエイト台車を大きくし、能力アップした「SL13000(最大つり上げ能力800t)」を1993年に発売しました。そして、2016年には超大型クローラクレーンの事業基盤確立の取り組みのひとつとして、最大つり上げ能力1,000tを超え、国産最大級を誇る「SL16000J(最大つり上げ能力1,000t)/SL16000J-H(最大つり上げ能力1,250t)」が誕生。このモデルはSL13000からクレーン能力を向上させるとともに、国内の輸送規制に配慮してユニットをコンパクト化することで、効率のよい分解・輸送性能を実現しています。