Made By KOBELCO(世界共通品質)

K-SWaT活動

K-SWaT活動とは、K(KOBELCO)、S(Standardized)、W(Work)、a(and)、T(Time)の意味を持つ名称で、
コベルコ建機の生産工程において標準作業を定義する取り組みです。
定義された標準作業をベースとして改善や見直しを進め、将来的には作業者に依存しない生産ラインの構築、
生産を考慮した新機種開発によるさらなる高品質化を目標に活動を進めています。

より高みを目指す
作業標準化へのチャレンジ

これまでの生産では大まかな作業手順のみが決まっており、部品一点ごとの取付順序は作業者の技能や知識レベルにより差がありました。その結果、作業時間や分担がその時々によって異なるという課題を抱えていました。
この課題を解決するために開始したのが「K-SWaT活動」で、部品単位の取付順序を細かな動作レベルで標準作業として定義しています。作業標準化の展開は、多機種生産への対応やサイクルタイムの変動に合わせた作業分担など、標準をより細かにするほどハードルが高く、また、各工場で設備やレイアウトも異なるため、それらに合わせた標準化の設定も必要となります。

これらの高い壁を超えて、さらなる高品質を追求するため、まずはマザー工場のひとつである五日市工場での活動を推進。ここで研修を受けた作業者が、自らの拠点へ展開する活動も徐々に広がっており、全拠点での作業標準化を目指して取り組みは進んでいます。

開発から生産まで考慮した
コベルコ建機のものづくり

作業者レベルに依存しない生産ラインのほか、K-SWaT活動による作業標準化のメリットはもう一つあります。それは、新機種開発時に生産の観点を取り込んで行えるということです。生産工程での作業が標準化されていれば、新機種開発で必要な要素を時間に換算することができ、生産リードタイムを開発段階で把握可能に。これにより生産効率を考慮した開発が行えるため、高品質かつ安定した製品の供給を実現します。