

異国の文化を受け入れながら
仕事をする難しさとやりがい。
- 事務系
- 海外駐在
- 金川 雅夫
- 杭州神鋼建設機械有限公司(中国)駐在
- 1983年入社 / 設備・工業科卒業
杭州神鋼建設機械有限公司(HKCM)という中国にある生産拠点に2014年4月から着任し、この4月で丸4年になりました。ここでは総経理(社長)という立場で、企画管理部部長も兼務しています。コベルコ建機グループとしては、中国国内のみならず東南アジアを中心とした海外市場への完成機の供給と、各生産拠点への製缶部品の供給を行っています。そして現在は、グローバル供給拠点として競争力の強化に取り組んでいるところです。
いろいろありすぎて一つに絞りきれませんが、1994年に中国四川省成都にショベル生産工場を立ち上げたときの仕事です。これは神戸製鋼グループの建機部門として2番目の海外ショベル生産拠点で、本格的にグローバル展開していく最初の生産拠点でした。私としても初めての工場立上業務であり、初めての海外出張でした。非常に規模の小さな工場ではありましたが、ショベルの組立~塗装~出荷に必要な設備、工具、吊り具、手順など全てを準備することや、異国の文化を受け入れながら進める難しさなど非常に多くの経験をしました。そして現在は、その最初の海外出張地である中国に駐在し仕事をしていることにとても運命を感じています。
現在業務に携わっている中国にある生産拠点について、中国製に対してのネガティブなイメージを払拭し、日本の生産拠点の補完工場及びグローバル供給拠点として更に輸出の拡大を実現することです。(Made
By KOBELCO(=世界共通品質)の実行)
今後もグローバル化が進んでいく中で、以下の4点が必要だと考えています。①非常に激しく変化する需要に柔軟に素早く対応できる工場づくり、②グローバルに戦える人材や、コベルコのスピリッツを持った現地人の幹部を育成すること、③日本の工場はマザー工場として、S(安全)、Q(品質)、D(生産リードタイム)、C(生産性)で世界一流となり全生産拠点のお手本となること。
シンプルでスピードがあってオープンな会社。すべきことが明確で、意思決定から実行までが素早く、オープンで風通しが良い会社だと思います。また決して競合他社のような規模の大きな会社ではないですが、他社が意識する存在感を持った会社だと思います。
休みの日はゴルフをしています。何も無ければ土日でゴルフをします。老若男女問わず楽しめるスポーツなので社外の方とも良い交流になっています。次に日本人商工会や日本人学校の運営に関わることをボランティアで行っています。後は旅行です。中国にはたくさんの世界遺産がありそれらを観るのがとても楽しいです。