育休&復職した
ママ社員の
リアルな声を聞きたい!ライフプランの参考にしたい5つの質問
インタビューに答えてくれたママさん社員 石原 翠 (2008年入社) マーケティング事業本部
ショベル営業本部
営業促進部 販売促進グループ

ワークライフバランスの実現を推進するコベルコ建機では、社員がさまざまなライフステージにおいて、
自分らしく安心して働き続けられるよう、「時短勤務」や「在宅勤務」などの多彩な働き方を取り入れています。
出産後、支援制度を活用して育児と仕事を両立している女性社員に、
現在の仕事環境や両立のためのヒントなどを語ってもらいました。

聞きたい! ワーキングママの声① 産休・育休って
どれくらい取れましたか?

育休は最長3年取得できますが、私は2年取りました。子どもが生まれてからでないと分からないことも多いので心配もありましたが、一旦2年取って、後から延ばすこともできると知って安心しましたし、気持ちの負担も少なくて済みました。

妊娠が分かってからは、家族と相談の上で、上司にすぐ報告。安定期に入ってから部署のみんなに伝えると、とても祝福してくれて、戻ってくるのが当然という空気でした。なので、休みが取りにくいとか肩身が狭いとかは全然なかったですね。当時はメンバーのほとんどが男性でしたが、皆さん本当によく理解してくれて、体にも気づかってくださいました。上司も「なにかあったらいつでも言いなさい」と言ってくださり、気持ちが楽になりました。

休みや労働時間、補助金などの制度は、人事の方が丁寧に教えてくださいました。いろんな制度があって、どれを使えばいいか分からないときも、アドバイスしていただけます。休職中も電話やメールでの細やかなサポートがあり、社内報なども送ってくださったので会社の様子や変化なども知ることができて、おかげでスムーズな復職につながったと思います。

聞きたい! ワーキングママの声② ぶっちゃけ、
復職って不安じゃないですか?

2年のブランクや、育児との両立に不安もありました。ですが上司との面談で、「気負わず、久々の職場と子育ての両立に少しずつ慣れていけばよい」と言われ、肩の荷がおりました。部署のメンバーだけでなく、他部署の皆さんにも「おかえり!」と声をかけてもらえて、すごくうれしかったのと同時にホッとしました。

復職は出勤・退勤ともに1時間ずつの時短勤務で、健診など子どもの用事があるときは主にフレックス制度を利用。当日の申請もできるので助かっています。一度、子どもが嘔吐して保育園から呼ばれたことがあり、このときは「子どもの看護のための休暇」を使いました。福利厚生の制度は充実している上、実際にみんなも活用しているから、気兼ねも要らず取りやすいです。困ったときは、上司や、会社の先輩ママにも相談しています。

上司は育児についても温かく見守ってくれますし、周りも打ち合わせや出張が入るときは時間などの調整をしてくれるので、今は安心して働いています。周りに理解してもらえていることに、感謝しかありません。ですから私も、1分、1秒も無駄にせず、効率的に働きたい。周りのサポートを台無しにしたくないと思っています。

聞きたい! ワーキングママの声③ 産休・育休前後で
仕事に変化はありましたか?

休み前と同じく、製品ブランディングやイベント、広告プロモーションなどを担当。以前に比べると少し減ったものの、月に2~3度は出張もあります。モチベーション高く働ける環境を提供してもらっていますし、私もそれまで同様に楽しみながら新しいことに貪欲に挑戦しています。

周りの理解やサポートに応えたいので、私自身、いかに無駄なく、効率よく働けるかがテーマ! スケジュール管理や段取りなどはすごく考えるようになりました。時間内にやりきるためには、手伝ってもらうこともありますが、そういう声掛けやお願いも自然に言える雰囲気がありがたいです。

今の世の中では、まだ難しいところもありますが、子育てもして、キャリアも積みたいというのが本音です。今の目標は、ワーキングママの地位向上! 時間などの制約があっても、「この人と働きたい。任せたい」と思われるアウトプットが出せるようにしたい。なので自分自身の効率化に加え、周りとの連携強化も意識しています。がむしゃらに目の前の仕事に没頭していた以前に比べ、チームの動きを俯瞰で見て、全体の流れを考えながら仕事をするようになりました。仕事が属人化しないよう、チームとして動くにはどうするべきかを考えています。また、子どもが生まれて視界が広がりましたね。子どもは親の思い通りに動いてくれないですけど、話して理解し合える大人はいいなと(笑)。寛容さが身についた気がします。

聞きたい! ワーキングママの声④ 子育てと仕事の両立は本当に可能?
秘訣があればぜひ教えてください!

復帰前はいろいろ考えることがありましたが、そういう環境になれば、人は動けるものです(笑)。家事は「ながら」でやればとりあえずできる。便利な家電も駆使します。掃除ロボットと食器洗い機は欠かせませんね(笑)。夫のサポートも大事です。洗濯干し(乾燥機を使うこともありますよ)、保育園の送り、お風呂などは夫が担当。私が出張のときは子どもの世話を頼んでいます。都合がつかなければ両親に預けて出張に行きます。家族総出でのサポートに感謝しています。

会社では、チームで連携するにはどうすればいいかを考えながら日々奮闘。チームで動くことができれば、急な休みなどでも迷惑を最小限にできるのではと思い、メールを含め情報や進捗などをできるだけ共有するようにしています。周りのみんなも「やっておきましょうか?」と、私の様子を察して進んで声を掛けてくれるので、サポートに本当に感謝しています。会社としても働き方改革が進んでいて、全社でチームプレイを推していますので、働くママにとっては会社の環境も良くなっていると思います。

夫が同じ会社にいることも助かっています。育休の間、夫は海外赴任中だったので、一人でやらなければいけないことが多くて大変なこともありましたが、私の復職後1ヶ月で夫が帰国。互いに仕事内容を理解しているので、フォローし合えますし、なにかあってもすぐに調整できるので一人で悩むことがありません。互いの上司もよく知ってくれているので、職場からの理解やサポートも受けやすいです。

聞きたい! ワーキングママの声⑤ これから結婚・出産を考えている私たちに
アドバイスください!

キャリアとライフイベントの両立については悩むところも多いと思いますが、結婚・出産を経て思うことは、「なんとかなる!」ということです。なにより家族がいることで、モチベーションが高くなりますよ! 大丈夫です!

社会全体ではまだまだ、子どもがいると女性の方が制約を受けることが多いです。制度の整備だけでなく、世の中の価値観や個人の感覚を含め、色んな生き方・考え方が広がって、もっと選択肢があってもいいと思います。とはいえ世の中はどんどん変化していますし、会社も働く女性に対して「ライフイベントを重ねながらいかに長く働いてもらえるか」を踏まえた制度を整えつつあると思います。今後、在宅ワークなどの仕組みももっと使いやすく整備されていくだろうと期待しています。もっと女性が働きやすくなると思いますので、気負わず、やりたいと思うことをやってください。「なんとでもなる」です。

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