安全面への不安や、人口減少といった社会課題などにより、慢性的な人手不足に陥っている建設業界。熟練技能労働者の高齢化に伴い、経営層の事業継続に対する危機感は日に日に増大しています。
そうした深刻な課題を解決すべく、様々なソリューション開発が進む中でも柱となったのが、2022年12月にサービスを開始した「K-DIVE®」です。今回は入社後まもなくこのプロジェクトに関わることとなったみなさんにお話を伺います。まずはそれぞれの役割を教えてください。
D.M
私は2021年の新卒入社後すぐに参画し、右も左もわからない中で書類作成などから徐々に理解を深め、技術面の中心メンバーとして開発を行いました。具体的にはUIソフト、カメラ、モニタ、通信機器、電気回路の開発を担当し、次世代K-DIVE®の検討も行っています。
K.K
私も同じく2021年入社ですが、入社から22年9月までは主にK-DIVE®の開発業務に携わっていました。22年10月に現在のグループへ異動してからはK-DIVE®の販促業務を中心に取り組んでいます。試乗体験会や展示会への出展対応、販促ツール(紙/デジタル他)の制作などを行っています。前例のないビジネスなので入社した当時は社内でもK-DIVE®の認知度が低く、ソリューションの説明から入ることが多かったのですが、社内お披露目会などのインナーブランディングにも注力したことで、関係部署の理解や協力も得やすくなりました。
M.A
私も販売促進業務に携わっています。私は2024年入社でみなさんよりもプロジェクトに関わった期間が短いのですが、入社時点でK-DIVE®のことは知っていました。ショベルとクレーンのイメージが強い中で「遠隔操作」という新しい技術のインパクトは強く、研修の際に試乗させていただいた時には「自分の操作で遠くの機械が動いている!」と感動しました。
D.M
私も初めて操作した時、建機座席部分の振動や傾きなどがコックピット側にそのまま伝わるのには驚きました。商品の中に機能として落とし込まれているのを目の当たりにすると率直に「すごい」と思いましたね。
M.S
私も2021年入社で、担当業務は自動運転の開発です。今後K-DIVE®の遠隔操作技術と自動運転技術の複合を目指す中で関わりが増えてくる予定です。自動運転はまだサービス開始前なので、その一歩先を走るK-DIVE®のことは常に意識してきました。