キャリアパス

チャレンジの積み重ねが
よりよい製品をつくる。

技術系
開発(機種開発)
田口 恭子
グローバルエンジニアリングセンター 開発本部 クレーン開発部 汎用クレーン開発グループ
2011年入社 / 工学部 応用理工学科卒業

現在の仕事内容

私が所属するクレーン開発部では50t~1250t吊りクローラクレーンの本体、アタッチメント設計を行う新機種開発および、稼働中のクレーンに対するメンテナンス設計を行っています。私はいま新機種開発の吊上げ能力計算およびアタッチメント設計を担当しています。要求される吊り上げ能力を出すために、どのようなサイズのアタッチメントが必要か、またアタッチメント組立性を改善するために新規部品を採用するなど、アタッチメントを新規設計する時の吊り上げ能力への影響の両方を見て設計しています。もちろん、両立できた構造が目標コストに見合うかも検討します。

成長するきっかけとなった仕事

新機種開発時には、計画した構造が適切かどうか他部署と打合せを行い、製品化していきます。入社してすぐの頃は、他部署から何を求められているかを理解することで精一杯でした。その後さまざまな開発業務を経験し、3年目に担当したのが120t吊りクローラクレーンの下部ブーム開発。主にブームの剛性向上に取り組みました。他部署との調整が多く、製品の使われ方、部品の用途、製造工程を考慮して、検討・評価しなければならず大変な業務となりました。苦労した分、それをやり遂げた時には、大きな達成感と自信を持つことができるようになりました。

仕事のやりがい

自らやってみたいと言えばチャレンジさせてもらえ、そのチャレンジを周りが支えてくれる社風があり、その積み重ねにより、よりよい製品をつくることができると思います。
クレーンは世界中で稼働しているので、開発課題に対する答えが海外にあると考えた場合は、自ら海外に行き、より知見がある現地スタッフにヒアリングし、議論することで解決に近づくことがあると実感しています。自分の意見を英語で伝えようとしますが、お互いの生活文化が異なるように、日本人と海外の人のクレーンに対する考え方も少し異なると感じる場面があり、英語で話すだけでは理解できない部分があると痛感しています。グローバルに仕事ができるからこその悩みですが、今は日本のことにより詳しい現地の人々の協力も得て、よりよい関係を築けるよう挑戦中です。

コベルコ建機を一言で表すと

差別化技術

お客さまが世界中にひろがっており、海外出張や海外スタッフとのやり取りも増え、自らの仕事もグローバルになってきたと実感しています。また、グローバル企業という言葉のイメージ通り、年齢やキャリアに関係なく、フレンドリーな社風です。

オフタイムの過ごし方

月に1回ほど海釣りをしています。会社の方と行ったり、1人で行ったりと様々です。明石沖で釣りすることが多く、通勤時間よりも早く会社の目の前にいることがほとんどです。

※部署名は取材当時のものです。

キャリアパス

1部署目
構造強度技術室
業務内容
構造強度技術室では、クローラクレーンのブームとジブの新たな接合方法の検討および実機検証、ブームとジブの旋回時剛性と特殊な上部ブームの強度評価、軽量化ピンの強度評価を担当しました。

人と仕事