<お知らせ>
インドにおける油圧ショベル工場生産能力増強について

2018年3月30日
コベルコ建機株式会社

 一部、現地報道にありますとおり、コベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区、社長:楢木 一秀)のインド子会社であるKOBELCO CONSTRUCTION EQUIPMENT INDIA PVT. LTD.(社長:後藤 寛、以下KCEI)は、インドにおける好調な需要に対応するため、現地の油圧ショベル工場の生産能力を増強することを決定し、3月20日に起工式を実施いたしました。

 インド国内は、政府のインフラ投資額が増加の一途をたどるなど、好調な経済成長を続けています。それに伴い、油圧ショベルの需要も増加を続けており、今後も旺盛な需要が継続することが見込まれます。KCEIでは、2011年よりインドでの現地生産を1,200台/年で開始し、高まる需要に対応するため、生産性向上、レイアウト変更などの施策をおこなうことで2,000台/年まで生産能力を高めてきました。今回、益々高まるインド国内需要とインドからの輸出向け増産に確実に対応するため、全面的な生産能力増強をおこない3,000台/年まで引き上げます。

 増強工事の内容としては、建屋の増築、組立・塗装工程増強など生産工程全般を見直すとともに、現在のクレーン工場の活用や、安全性向上、職場環境改善まで多岐にわたりおこなっていく計画で、2019年1月末の竣工を予定しています。

 今回の能力増強により、よりタイムリーに製品をお客様のもとへお届けするとともに、さらに高い品質を目指し、今後も競争力ある製品づくりを目指してまいります。

KOBELCO CONSTRUCTION EQUIPMENT INDIA PVT. LTD.(KCEI) の概要

社名 コベルコ コンストラクション イクイプメント インディア KOBELCO CONSTRUCTION EQUIPMENT INDIA PVT. LTD.
所在地 本社:インド ノイダ市郊外(デリー市中心から東へ約20㎞)
工場:アンドラ・プラディッシュ州 SRI CITY工業団地(チェンナイ市内から北へ75㎞)
代表者 後藤 寛(コベルコ建機 執行役員)
出資比率 コベルコ建機株式会社97%、伊藤忠商事グループ3%
操業開始 2011年1月(油圧ショベル工場)
事業内容 建設機械の生産、インド・ネパールにおける建設機械の販売・サービス
生産品目 14~50トンクラスの油圧ショベル、55~260トンクラスのクローラクレーン
生産能力 油圧ショベル:1,200台/年(当初)、現在(2,000台/年)、今回増強後(3,000台/年)
クローラクレーン:100台/年
従業員数 540名(2018年2月末現在)
面積 油圧ショベル工場:敷地面積68,800m²、建屋面積13,900(20,900)m²
クレーン工場:敷地面積78,000m²、建屋面積:13,800m²
※( )内は今回増強後の面積
今回投資額 832百万インドルピー(約14億円)
※1.7円/インドルピーで換算

起工式の模様
左)Founder Managing Director-Sri City  Ravindra Sanna Reddy
中央)コベルコ建機(株) 木下章 取締役専務執行役員 グローバルエンジニアリングセンター長
右)清水建設株式会社 山村哲央 国際支店 副支店長

*記載されている情報は発表時のもので、予告なく変更される場合があります。

以上