オフロード法2014年基準適合 中大型油圧ショベルの販売開始について

2016年5月26日
コベルコ建機株式会社

 コベルコ建機株式会社(本社:東京都品川区、社長:楢木 一秀、以下:コベルコ建機)は、25t・33t・47tの3クラスにおいて、オフロード法※12014年基準に適合した中大型油圧ショベルを、2016年9月1日より順次販売を開始します。

【販売概要】
機種名 SK250 SK330 SK470
本体型式 SK250-10 SK330-10 SK470-10
運転質量 25,400kg 34,700kg 48,100kg
販売価格(税抜) 28,264千円 33,023千円 52,085千円
値上げ率(従来機比) +6% +6% +6%
販売開始時期 2016年9月1日 2016年9月1日 2016年10月1日

※上表は標準機を記載

 今回開発した3クラスは、全機種に新エンジンを搭載しています。旧モデルでPM(粒子状物質)排出量を削減するために搭載した排出ガス後処理装置(DPF)に加え、2014年基準NOx(窒素酸化物)排出量を削減するために尿素SCR(選択的触媒還元)を追加するなどの工夫により、オフロード法2014年基準をクリアしました。

 コベルコ建機は今回の新機種発売で、『低燃費のコベルコ』としての燃費改善に向けた取り組みに加え、優れた耐久性を兼ね備えた製品をめざし、メインコンセプトを『低燃費、さらに高耐久』としました。その結果、今回販売を開始する製品は、より一層の燃費性能向上を達成するとともに、高い耐久性を持った機械となります。
 燃費性能の面では、Hモード(作業優先モード)では旧モデルと比較すると▲10~▲11%、Sモード(省エネ・燃費重視モード)では▲10~▲11%、ECOモードでは▲8~▲9%まで低燃費を実現しました。
 また、耐久性の向上として、機器類の故障予兆を検知できる予防保全機能の搭載、新車保証期間の延長、フィルタ類の見直し、アタッチメントの強度強化などにより高い耐久性を兼ね備えています。これらの低燃費性能と高耐久性により、さらなる環境負荷の低減、お客様のライフサイクルコスト低減が可能となりました。

 コベルコ建機は、『低燃費のコベルコ』の評価に応えるべく、ハイブリッド機のみならず通常型ショベルにおいても環境に配慮した省エネルギー・低燃費のショベル開発に取り組んでまいりましたが、これからは低燃費によるランニングコスト低減のメリットに加えて、『低燃費、さらに高耐久』をコンセプトに、高い耐久性によるライフサイクルコストの低減メリットを付加して、お客様へさらなる商品価値を提供してまいります。
 なお、20tクラス以下の機種につきましても、オフロード法2014年基準適合機種を順次発売してまいります。(発売時期は、別途ご報告いたします。)

新製品の主な特長は以下の通りです。

オフロード法2014年基準適合 中大型油圧ショベルの主な特長

1) 低燃費性能の向上

  • 旧モデルと比較して、Hモードで▲10~▲11%、Sモードで▲10~▲11%、ECOモードで▲8~▲9%の低燃費を実現しました。

2) 高耐久性

  • ITを利用してエンジンや油圧ポンプ関連の状態を常にモニタリングし、異常や故障の前兆を把握、お客様にメンテナンスを提案する予防保全機能を搭載しました。これにより、機械停止などの大きなトラブルを最小限に抑えることが可能となります。
  • 本モデルのコンセプトである高耐久性を実感していただくために、新車保証期間を従来の「1年または1,000時間」から、「1年または2,000時間」に延長しました。さらに、エンジンや油圧ポンプなどの主要機器については「3年間または5,000時間」の延長保証を新規に設定しました。※2
  • 一般向けの販売機には500時間毎の定期メンテナンスと4,500時間経過時にDPFのメンテナンスを無償で対応します。※3
  • 作動油フィルタ交換時のゴミの落下を防止する新型の作動油フィルタを採用するとともに、作動油フィルタの目詰まり検出センサと作動油温センサを搭載し、異常を検出した場合にはモニタにアラームを表示します。
  • 旧モデルでは1個だった作動油フィルタを2個にすることで、作動油濾過性能がアップしました(47tクラスのみ)。
  • 旧モデルの燃料フィルタはメインフィルタ1つで構成されていましたが、燃料の品質をより安定させるためにプレフィルタを追加しました。
  • アタッチメントの溶接構造等を一部変更することで、耐久強度を大幅に向上させています(47tクラスを除く)。

3) 商品力アップ

  • エアコンの本体容量をアップさせるとともに吹き出し口の数を2個から4個に増やし、レイアウト自体の見直しもおこなうことで、快適性が向上しました。
  • 跳ね上げ式の乗降遮断レバーを廃止し、レバーのみ可動するタイプにすることで、レバー操作が軽くなりました。
  • 操作レバーの操作負荷を旧モデルから25%低減し、運転時の疲労を低減しました。
  • 機械上部のメンテナンススペースを拡大することで無理のない姿勢でのメンテナンスが可能になるとともに、機械上部のハンドレールを廃止しました。

4) 金属リサイクル専用機について

  • SK250-10と同時(2016年9月1日)に販売を開始する金属リサイクル機械SK260DLC-10のマグネット装着機には、当社ハイブリッドショベルに使用しているシステムを基に独自に新開発した『eマグ』システムを搭載することで、同じ仕事量で従来機比▲17%の燃費削減を可能といたしました。35tクラスにも順次展開いたします。

※1 特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律。
※2 延長保証の利用には一定の条件がありますので、詳細はお問い合わせください。
※3 レンタル向け機械については無償メンテナンス対象外となります。

主要諸元表

機種名 SK250 SK330 SK470
本体型式 SK250-10 SK330-10 SK470-10
運転質量 kg 25,400 34,700 48,100

性能

標準バケット容量(山積/平積)m3 1.0/0.76 1.4/1.0 1.9/1.4
旋回速度min-1 10.2 10.0 7.6
走行速度km/h 1速 3.6
2速 5.8

1速 3.3

2速 5.6

1速 3.4

2速 5.4
登坂能力% 70 70 70
最大掘削力 バケット新JIS kN 170/187 222/244 267/292
アーム新JIS kN 122/134 163/180 203/222
接地圧kPa 55 70 89

寸法

全長mm 10,210 11,300 12,140
全幅(ステップ付き/ステップ無し)mm 2,990 3,190 3,580/3,350
全高mm 3,180 3,420 3,570

エンジン

型式 日野J05EUN-KSSD 日野J08EVV-KSDK 日野 P11C-VN
種類 直接噴射式排気ターボ過給(インタークーラー付)付ディーゼルエンジン
定格出力/回転数kW/min-1 133/2,100 201/2,100 271/1,850
燃料タンク容量L 403 503 640

作動範囲(標準アーム時)

最大掘削半径mm 10,300 11,260 12,070
最大掘削深さmm 7,000 7,560 7,810
最大掘削高さmm 9,790 10,580 10,940
最大ダンプ高さmm 6,880 7,370 7,580

『SK260LC』側面
※写真はロングクローラ仕様となります。

『SK350LC』側面

*記載されている情報は発表時のもので、予告なしに変更される場合があります。

以上