トップメッセージ

真に価値のある製品やサービスを創り続け、より良い社会の実現に貢献する

真に価値のある製品や
サービスを創り続け、
より良い社会の実現に
貢献する

コベルコ建機株式会社
代表取締役社長
楢木 一秀
Kazuhide Naraki

統合によって確立した、より強固な事業基盤

 当社グループの事業発展を目的として2016年度に策定した中期5カ年計画は、実行開始から2年が経過し、今年度で3年目を迎えました。2018年度は、お客さまのニーズや需要動向の変化もあり、最終2020年度の仕上げに向けて非常に重要な1年になると考えております。

 この中期5カ年計画と同時にスタートしたのが、コベルコ建機株式会社(ショベル事業)とコベルコクレーン株式会社(クレーン事業)の経営統合による新生コベルコ建機の誕生です。経営の効率化や商品開発力の強化、グローバル展開の加速といった組織改編による効果はこの2年間で順調に進み、ショベル事業とクレーン事業の統合は、2017年末の欧州拠点統合で体制が整い、いよいよ大きく羽ばたけるタイミングとなっています。

多様化するニーズを捉え、迅速に対応

 昨年を振り返ると、中国、インドネシア、インドなどアジア諸国での油圧ショベル需要の回復、堅調な欧米市場など、世界的に建機需要は増加を辿っています。わが国でも、高度成長時代に57カ月続いた「いざなぎ景気」を昨年9月に上回り、オリンピック需要、インフラ更新需要をベースに建設投資が堅調だったと評価しています。

 好調の波が続く一方、建設業界での大きな課題のひとつが人手不足です。私たちはその解決策として、ショベル事業においては経験の浅いオペレータでもベテラン並みの作業性を実現する3Dマシンコントロール機「ホルナビ/ホルナビ+PLUS」でi-Construction対応を加速。また、コベルコ建機独自のIoTを駆使し、事前にメンテナンスを提案する予防保全機能「Kスキャン」を搭載するなど、予期せぬ機械停止への回避対策技術も打ち出しています。そして建設業界のもうひとつの課題である労働災害撲滅に関しても、建機メーカー初の自動減速/停止機能を備えた衝突軽減システム「K-EYE PRO」の商品化を実現しました。

 これらに加え、クレーン事業では海外汎用用途での300tクローラクレーンや基礎用途TKクレーン新モデルの販売開始など、お客さまの新たなニーズに対してスピーディにお応えし続けています。

豊かな社会のために必要な存在であり続ける

 社内へ目を向けると、コベルコ建機グループ全従業員が働きがいのある環境、やりがいのある仕事に取り組めるよう、2016年度からスタートした働き方改革のさらなる展開を推進しています。取り組み開始から2年が経ち、その効果や影響を実感することも多い中、やはり言うだけではなく、私自身が率先して行動することで周囲が変わっていくことをより強く感じました。個々の意識を変えていき、活発なコミュニケーションで支え合いながら仕事の質を向上させ、個人や企業、社会へ好影響を与えるライフスタイルの確立を目指しています。

 私たちはこれまで「低燃費」「低騒音」といった、環境に対する新たな価値を生み出してまいりました。全ての行動・理念の大前提となるコンプライアンスを遵守し、コベルコ建機グループ全社員に共有される精神・価値観・行動規範である「SPIRIT」を従業員一人ひとりが体現することで、お客さまにとって真に価値のある製品やサービスを創り続けていきます。日々の活動を通じて社会へ価値を提供し、社会とともに成長していく。そして、豊かな社会の発展のために、必要とされ続ける存在でありたいと願っています。